巷説によると、この辺に鉱泉があるらしいので、現地調査開始。
これなに?
ゆるゆると湧き出した清透な水が、枡の切れ目から流れ出ている。
ちょっと舐めてみましたが、こんな海岸沿いなのに塩気ゼロ。
これが探し求めていた鉱泉か?
まぁいいや、とりあえず入浴しとこっと思って、枡の中を覗き込むと・・・
蚊のサナギがピクピク蠢いている・・・
どうしたものかなぁと黙考していると、後ろから一言。
「入ったら?」by ツレ。
ええい、ままよ。
押すなよ、ゼッタイ押すなよ!
分かってます、唾棄すべき愚行だと言うことは。
一方ツレは、早々とタイドプールに移動して、ウキウキと生き物探ししてるし。
ツレ「ここ、魚とエビがいっぱいいるよ!」
2cmほどのハゼとエビがたくさんいる。
確かに、なぜかここのタイドプールだけいっぱいいる。
ツレが手を入れて魚とエビを捕まえようとしたところ、「ん?なんか温かいんだけど」
手を突っ込んでみると、確かにあったかい。
水温計で海水面を測ってみると32.6℃。
試しにすぐ隣のタイドプールを測定すると25.2℃。
どういうこと?
温かさにもムラがあり、探ってみたところ、下図の赤線の岩下が、とりわけあったかい。
多分、赤線の水中部分は35℃以上ある感じ。
しかも良く観察してみると、海水中がモヤモヤメラメラしてる。
秋田の海岸線沿いの野湯と同じ現象。
これは確実に何か湧いてる。
35℃ということなら温泉確定だ!
もしかして、新しい温泉を発見してしまったかも?
舐めてみると、普通の海水よりも甘いし。
こんなところに温泉が沸いているなんて驚天動地。
温かいから、生き物が集まってきてたんでしょうね。
さて、蚊のサナギと混浴した後は、ハゼとエビとの混浴でした。