北海道南部のとある街中。
この街の狭いエリア内に冷鉱泉が3箇所で湧き出しています。
その1
こちらは二槽のコンクリ枡です。
ここがすごいのはアブラの量。
水面が油膜でテッカテカ。
GIFで見れば、アブラの量がよくわかる。
湯温は19.6℃。
口に含むと、ジッポーオイルみたいな匂いと味で、すぐに吐き出してしまうほどの不味さです。
その2
杉の木の下にあるこちら、K温泉という名前です。
こちらも二槽のコンクリ枡ですね。
藻類が繁り、杉の雄花や笹の葉で水面が埋まってますが、僅かな水面の隙間からポロリンと泡が立ち上がるのが確認できます。
コンクリ枡の底から湧出しており、そこそこの湧出量、湯温は23.6℃。
こちらもほんのりとですが、油膜が確認されます。
ご近所さん情報によると、昔はその1と2のコンクリ枡で野菜などを洗ってたそうです。
その後、大きな地震が発生し、湯に油分が含まれるようになったと。
今は使い道がなく、そのまま放置されているらしいです。
その3
こちらはY温泉という名が付いてます。
源泉井戸にコンクリ枡が併設という造り。
ここは前2箇所とは異なり、純粋な硫黄泉ぽく、油膜も全くなし。
23.8℃の硫黄アロマ臭の鉱泉が流れ出し、コンクリ枡内には硫黄泉ならではの白い湯の花が揺らめいてました。