有名な磯谷温泉跡です。
林道になりますが、途中分岐があっても常に右側の道を進めば到着します。
現地に到着すると、まず左手にモクモクと湯気が立ち上がる源泉が見えます。
地面のグチョグチョを避けて進むと見えてくる、温泉が注がれているポリバスが一つ目の源泉。
ポリバスは穴が開いているようで、ダダ漏れです。
湯温は54.6℃なので、ポリバスに穴が開いてなくても入浴不可ですね。
ポリバスの右手にあるのが、もう一つの源泉。
擁壁が硫黄で白くコーティングされており、なかなか芸術的。
擁壁の上では、配管で湯が導かれてます。
その奥は薮ってましたので、湧出場所まで辿り着けませんでした。
ここも48.6℃と入浴には不適な温度。
すぐ近くには灯籠と崩れ落ちた社跡が鎮座します。
昔は宿があったそうで、唯一の名残かな。
源泉2本から湧出した湯は道路の下を通って、道の反対側に流れていき、キレイに整備された石組みの湯船に向かっています。
普段、湯は湯船に流れ込まず磯谷川に排湯されていますので、ここで湯の流れを変えます。
湯船に向かう堰にバルブがあります。
これを外して湯船に湯を流し込みます。
そのままだと排湯方向にも流れてしまいますので、土嚢で塞いで、湯船への流れを増強。
湯船の下流の堰にあるバルブは開いてます。
なので、ここもバルブを捩じ込んで、湯が溜まるようにします。
待つこと30分くらい、オーバーフローが始まりましたので、入浴タイム。
湯温は40.2℃まで落ちており、適温でした。