熊本県のこんなとこ。
左手の植木の中には、庭石に囲まれた噴水チックなのが。
これ温泉ね。
源泉井戸の上には、バランスの上に成り立つアバンギャルドなパイプの組み合わせ。
現代美術を彷彿とさせる造形美です。
そんなことは置いといて、入浴。
不感温帯よりやや低い湯温、真夏向けです。
この噴水の奥には基礎だけが残ってますが、休憩室跡かな?
ここにはトイレもあったらしい。
そしてそして、その右手には生唾ゴックンものの湯船が。
換水率ハンパないです。
湯船の周囲を囲むコンクリは壁の基礎。
5-6年前の台風で壁と屋根が吹き飛んでしまったんだって。
湯船の横にはコンクリ製の祠が鎮座。
二礼ニ拍一礼。
祠の根本の源泉から伸びた配管からは、自然湧出でドバドバドバー。
湯船にも十二分の湯が注がれてますが、側溝にも残りの湯が捨てられてます。
すごい湧出量だ。
以下、近くで畑作業してたおば様談。
この施設は、井戸会社の社長さんが道楽で作ったそうです。
地元の人たちに開放していたんですが、社長が亡くなられてからは管理されず、屋根も吹き飛んで、お湯と湯船だけが残されているとのこと。
おば様も建物があった頃は、畑作業後に入浴されていて、傷によく効くと評判だったそう。
ただ当時は、礼節のない人も多く、周囲はゴミだらけだったと。
今は入りに来る人もいなくなり、キレイになって良かったって。
ではでは、いただきます。
ほぼ不感温帯の濁りのない澄み切った湯がドンドコ入れ替わります。
しかも泡付きがあって、全身ニュルンニュルン。
ヤバいね、ここ。