尻焼温泉にやってきました。
今さらですが、尻焼温泉の名の由来は、川底から湧き出した湯で温められた岩に乗っかって、肛門を温めることで痔の治療をした(尻を焼いた)という逸話から。
大正製薬さん(痔の対策|疾病ナビ|大正健康ナビ)によると「カイロや入浴などで腰周りを温めて血行をよくしたりすると痛みが和らぎます」と。
昔の人の民間療法おそるべし。
尻焼温泉の駐車場ですが、数百メートルほど手前に無料駐車場があります。
ちょっと離れており、歩くのが面倒臭いなら、尻焼温泉のすぐ近くにあるホテル光山荘の有料駐車場(500円)にも止められます(台数は少ないけど)。
川辺に降りていきますと、まず目に入るのが、こちらの湯小屋。
内部にはプラスチック籠があり、ここに衣服を入れておくこともできます。
三方が囲われているので、湯小屋に入浴者がいないなら、女性はここで着替えるのが良さそう。
とは言え、囲われていない一方は川湯に向かう道に面しており、通行人からは丸見えなので、車で着替えて来るのが正解かな。
この湯小屋の源泉は川底ではなく、すぐ隣の川縁から湧出してるお湯が供給されています。
あと、湯小屋だけは水着やタオル巻きも禁止、素っ裸で入浴するようにと掲示されています。
さて、湯小屋の奥の川の湯へ移動。
平日なので、2組のみが入浴しているだけ。
とっても広く、200人くらいは入れそう。
川底の至ところから泡を伴って湯が湧き出しています。
泉質は、カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉ですが、川の水で薄めらているのか、あまり味はしない。
しばらく川の湯に入ると体が火照ってきますので、その時は堰の下の川に。
こちらの川は、堰の上から流れてきた温かい温泉が上層に、そして下層には川の水が流れていますので、体を冷やすのに持ってこい。
おまけ。
もうちょっと下流に行ったところの川縁からも、湧出してます。
その部分だけ温泉藻がビッチリ生えていますので、すぐ分かります。
ここは川水が入らないので、加水なしの100%源泉掛け流し、しかもすごく適温。
ですが、ケツしか浸かることができない、尻焼温泉ならぬ、尻だけ温泉。
好事家向けですね。