この奥に猿ノ湯という全身浸かれるほどの野湯があるとのこと。
熊よけスプレーに熊鈴持って、意気軒昂に出発。
道は川の流れに削られ、足元注意。
大きな木も倒れて道を塞いでるし。
猿ノ湯があるはずの場所に到着。
なんか最近流れてきたっぽい大きなゴロタ石が一面に。
探し回ったのですが発見出来ず。
大雨で埋まったみたい。
仕方なく帰路についたところ、下流から歩いてくる1人のお父さんが。
毎年ここにキノコ取りに来るんだそうです。
猿ノ湯について聞いたところ、よく知ってるとのこと、その場所まで連れて行ってくれることに。
しかし、お父さん「あー、かぶったなぁ、完全にかぶったなぁー」
ワタクシ「かぶった?(埋まったてこと?)」
お父さん「もう少し上流にも湧いてるから行ってみよう」
数十メートル上流に向かいましたが、こちらも跡形もなく"かぶってた"
猿ノ湯まで戻り「湧出場所が違うところに移動してるかも」とお父さんからアドバイス。
半ば諦めながら手分けして探したところ、茶色に染まった川が。
お父さん、あったよ!
おかげで発見できましたとお礼を言い終わると、お父さんはキノコを求めて山中に消えていきました。
さて新生猿ノ湯を観察してみると、2箇所(AとB)から湧出してます。
こちらはA、31.6℃、ゆるりと湧いてます。
こちらはB、勢いよく泡を伴って湧出、33.0℃。
テイスティングすると、ほんのり金気がする微炭酸。
さて湯船、作りますか。
なんちゃって湯船が完成。
昔の猿ノ湯のように全身は浸かれませんでしたが、ケツで堪能できました。
お父さんによると、昔はさらに奥までブルドーザーが入って山仕事をしていたらしく、山仕事の人たち用の小屋もあったそう。
その人たちが、猿ノ湯で湯浴みしていたらしいです。