西都市にある鹿野田(かのだ)神社。
創建がいつかははっきり分かっていない神社でして、とは言え300年前にはあったそうです。
ここの境内に塩水が沸いている井戸があるんです。
「潮満の井戸」と言って、御神水です。
説明書きがあるのですが、以下に簡単に説明。
彦火火出見尊がすったもんだがあって、竜宮城に行くことに。
そこで嫁さんとなる豊玉姫を見つけて陸に戻る時に、潮が満ちる「潮満玉」と、潮が引く「潮枯玉」をお土産にゲット。
その「潮満玉」のおかげで、境内に塩水が湧いた。
以上。
社の中に井戸があります。
ちゃんと温泉なんですね。
泉質はナトリウム塩化物強塩冷鉱泉。
こちらの温泉を大量に持って帰るには、ご厚志を支払います。
彦火火出見尊の豊玉姫を奉った小さな祠の前に、井戸があります。
井戸の中は泡がポコポコ、茶色のヌルヌルができています。
汲むのは別のところで。
先の井戸と繋がっているのかな?
表面には析出物でうっすらとコーティングされています。
飲んでみましたが、すごい強塩泉。
なんでも12kmほど離れた日向灘の満潮に合わせて、こちらの井戸も水位が変化するらしく、海水かと思ってしまうほどの塩っぱさでした。
おまけ。
なかなか良さげな温泉ぽい?有料スタンドを紹介。
ここは宮崎市の山中。
県道に「冷泉」という看板があり、それを辿っていくと突き当たりにこんなのが。
蛇口が取り付けられた土管があります。
水質試験・検査結果書は貼られているのですが、温泉分析書はどこにもありません。
多分、温泉だと認められなかったんだと思います。
土管の横にある電源盤。
開けてお金を投入。
100円で3分間、冷泉が出てきます。
ポンプが動き出して、蛇口から冷泉が出てきました。
しばらくすると周囲にプワーンと硫化水素臭が!
口に含むと、明らかに硫化水素が口内に広がります。
なかなか良いんじゃない。
今度はマイ風呂持ってきて、ここで浴びてみよ。