前回の湯沢の冷泉に続き、静岡の井戸シリーズ。
菊川市にある、奈良時代から湧き続けているという伝説がある潮井戸。
一面田んぼの中に、それはポツンとあります。
いい具合に鄙びてる。
いつ崩れ落ちてもおかしくない柱と瓦。
こういう佇まい大好き。
屋根の下の井戸はこんな感じ。
舐めてみると、潮井戸というだけあって、しっかりと塩っぱい鉱泉。
立派に奉られていますが、実はここが湧出地ではないんです。
潮井戸の由来を見ますと…
で、安政の大地震後に湧出し始めたのは、ここより46メートル北側。
ということで、北側に向かっていくと見えてきます。
ここが現在の潮井戸。
ここから暗渠を通じて、先程の屋根付き井戸に鉱泉が送られているそうです。
詳しくはこちらの論文を。
https://www.chs.nihon-u.ac.jp/institute/nature/kiyou/2006/pdf/2_5.pdf