またまた静岡の井戸シリーズ
森町の塩井神社、こちらは名前から想像つかない味がするんです。
階段を降りますと鳥居が見えてきます。
まずは、こちらの神社の由緒を見ましょう。
●干満があるらしい。
●長雨や洪水など物流が滞った際、この井戸から塩分を得た。
●胃腸の薬、魔除け用。
●塩筒老命(シオヅツオノミコト)が神様。
塩筒老命はシオツチノオジとも言われる日本神話に登場する神様。
航海の神様、または製塩の神様だそう。
へぇ、勉強になった。
さて鳥居を一礼してくぐりますと、左手にご神体、右手に井戸があります。
塩井戸の中は、非常に浅く、冷泉の流れも分からない。
一見すると溜まっているだけ、という感じですが、きれいに澄んでいます。
ひしゃくが用意されていますので、飲んでみますとびっくり!
確かに名前通り塩味はするのですが、それよりも病院臭がすごい!
アブラ臭ともヨード臭とも違う。
病院の消毒のクレゾール臭が口の中に充満する、と言えば分かるかな。
「塩井神社」改め「クレゾール神社」と名乗っても良いくらい。
由緒通り、これは胃腸にも効くし、(病)魔も退散しそうな冷泉でした。