丸瀬布温泉にはマウレ山荘という旅館のみが営業しており、宿泊者専用の温泉とは別に、日帰り用の施設「ポッケの湯」もあります。
掛け流し槽があり、平日のこの日も、多くのお客さんで賑わっていました。
マウレ山荘の前身は、翠明荘という国民宿舎だったそうで、その当時使用していた源泉が足湯として残っているとのこと。
ポッケの湯に浸かった後に、受付の方に尋ねてみたのですが、「この辺に足湯?聞いたことないけどねぇ」。
もしかして、もう無くなった?
なんとなく場所は推測できていたので、とりあえず向かってみます。
細い細い林道でして、ほとんど人が入っていないようです。
枯れ木が道を塞いでおり、それらをヨッコラショとどかしながら、車を進めていきます。
すると突き当たりに開けた場所があり、ボロッボロの廃墟が見えてきました。
車から降りて、歩いて散策してみますと、硫黄の匂いとともに地面が濡れた場所を発見。
やっぱここですね。
うっ、足湯が無くなってる・・・
ポッケの湯の受付さんは地元のお母さんみたいな方だったので、現地でも足湯があったことなんか忘れ去られているんかな?
おそらく、このホースで足湯槽に温泉を注いでいたと思われます。
こっちのホースよりも源泉湧出場所の方が、たくさんの湯が漏れ出していました。
触ったところ30℃ほどでして、強い硫黄臭がします。
誰かポリバス、設置してくれないかな。
そしたら全身浴できるのに。