次に向かったのは旧寺中(じちゅう)鉱泉。
昭和35年までは鉱泉宿があったようですが、いつ廃業したのかは不明。
こちらの河和田神社の裏側にあるということで、脇道を進んでいきます。
歩くこと3分ほど、神社の裏手に遊閑地が見えてきます。
ここに鉱泉宿があったのかな?
看板のところに鉱泉が沸いているぽい。
寺中鉱泉の謂れが魚の看板に書かれています。
なんで魚?
かいつまむと、
「不治の病の娘のために、父親が薬師如来さまにお祈りしたところ、娘の枕元に薬師如来さまが現れ、鉱泉を授けた」
こういう謂れを知れるのも、無料温泉ならではの楽しみ。
寺中鉱泉の歴史を学んだあとは、本命の鉱泉を拝見させてもらいます。
しめ縄が取り付けられた風呂蓋を開けますと・・・
こちらもK鉱泉と違わず、キレイな鉱泉がユルユルと湧いていました。
湧出量は1.3リットル/分と少量ですが、底からは絶えず泡が立ち上がってます。
少し水を動かしただけで、土管?ヒューム管?の壁に付着した錆色の湯の花が舞い上がりますので、鉱泉を汲むときは慎重に。
温度は13.2℃。
飲泉しますと、K鉱泉と同じですが、炭酸がより強めでソーダのようで、うまい。
ペットボトルに汲んでしばらくすると、炭酸水のように細かい泡が確認できるほどでした。