湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️福岡県筑後市 船小屋鉱泉所

福岡県の矢部川を挟んで、左右の川沿いにある「船小屋温泉」と「新船小屋温泉」。

船小屋温泉は、矢部川の北側の筑後市にあります。

元々当地には、藩の管理下にあった船小屋があったことから、船小屋温泉と呼ばれているそうです。

 

約10年ぶりに船小屋温泉に訪れました。

すぐ近くにある公園の駐車場に車を停められます。

この公園には、「すずめの湯」という簡素で小さな浴場があったのですが・・・ない!

 

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写真の奥の方に、仮設ぽい浴場があったのに。

ちょうど鉱泉を汲んで来られた方に尋ねると、いつの間にか撤去されたとのこと。

すごく良い温泉だったのに・・・

 

公園の中には、「すずめの湯」の源泉が湧いています。

浴場はなくなりましたが、無料で源泉は楽しめます。

 

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船小屋鉱泉所は、公園を背にすれば、すぐあります。

「日本一の含鉄炭酸泉」と看板に記されています。

 

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外観も大正ロマン風、窓ガラスもステンドグラスで、いいですねぇ。

小屋の真ん中に、八角形の井戸と思われるものがあり、側面には蛇口が3個所。

 

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まずは船小屋温泉の謂れについて。

 

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工事で亡くなられた方を祀る、三体の木造のお堂があります。

手を合わして、ありがたく頂きます。

 

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こちらは、蛇口をひねれば、鉱泉が出てきますので、無料で好きなだけ汲めます。

口に含みますと、うんうん、看板で謳っているように、薄ら鉄味のある炭酸泉です。

泉質は、含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)ーナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩冷鉱泉

泉温は20℃とのこと。

鉄味があるため、たくさんは飲めませんが、大昔は炭酸感が珍しかったので、重宝されたんでしょうね。

 

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ちなみに、八角形の井戸の上面に嵌め込んであるガラスの隙間、危険です。

隙間から、井戸内に溜まっている二酸化炭素が高濃度で漏れ出てきており、激しく咽せます。

一気に大量に吸い込んだら、多分失神するんじゃないかな。

 

ちなみにちなみに、すぐ近くに「川の駅 船小屋 恋ぼたる」という日帰り入浴施設もあります。

泉質的には「すずめの湯」に近い掛け流し施設です。

成分も濃くコテコテ析出系で、なかなか良かったですよ(浴室内写真は、恋ぼたるさんのHPより引用)。

 

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