遠出が出来ないので、近場でまだ訪れてなかったとこに。
岐阜県◯◯市の、とある場所の廃温泉施設。
廃業してますので入浴はできないですが、温泉スタンドがあるということで、やってきたのです。
しかしスタンドに100円を入れたのですが、全く温泉が出てこない…
困って右往左往していたところ、オーナーさんに会うことができ、「スタンドはもうやってないよ、源泉はこっちこっち」と案内してくださいました。
こちらの手水舎、「鉄道利用者のみ無料です」と記載されてますが、車で来た我々も無料でしたので、誰でも利用できるのかな?
少なくとも、鉄道でやって来たら無料とのこと。
お地蔵様?の前にステンレスシンクがあり、そこにホースと蛇口から絶えず鉱泉が垂れ流されています。
飲んでみると微鹹味+硫化水素臭で飲みやすい。
「うんまいですねーこの鉱泉!」とゴクゴク飲んでいましたら、オーナーさんから「そんなに気に入ったなら、うちの風呂入って行くか?」と大変有難いお言葉。
まずは黄色のスイコータンクに一度鉱泉を貯めます。
そこからホースで湯船まで送り、沸かす仕組み。
「沸くまでの間、施設内を案内してあげるよ」とオーナーさん。
なんでもボーリングして良い鉱泉が湧出したのでポンプアップして、男女別に計6箇所の湯船を作って、1995年から営業されたそう。
しかし訳あって10数年前に廃業されたと。
1時間ほどして、お風呂が沸きましたので、頂きます。
ユニットバス内には硫化水素臭が充満。
わずかに淡香色で、ph8.3のナトリウム炭酸水素塩泉だけあって浴感ニュルニュル。
思う存分ニュルニュルの恩恵を享受させていただきました。
風呂上がりには、お昼ご飯にと、イカと里芋の煮っ転がしをご馳走に。
ちなみにオーナーさん、ネコ10匹くらいと暮らされてます(笑)
「また入りたかったら電話してから来い」と。
しかもお土産にネパール産の翡翠まで頂いちゃいました。
オーナーさん、本当にありがとうございました。
また行きますね。
※今回、たまたまオーナーさんに会えて、たまたま会話が盛り上がった結果、ご自宅のお風呂に入浴させていただきましたが、もちろん一般の入浴は受け付けていないとのことです。