さて無事に70分かけて麓に降りてきた後は、川上村にある別の源泉に向かいます。
こちらの橋の下には小さな川が流れており、ここから上流に向かってハイキング。
人ひとりが通れるくらいの道が続いているので安心していると、すぐに道は崩れ始めて傾斜地に。
ハイキングのつもりだったのですが、素人の僕たちには登攀クラスの道に。
※ちなみに写真の黒いホースは、上流の川水を下に送るもので、温泉用ではないです。
途中途中、腐りかけの桟道が何箇所かあり、谷間に落ちて行かないようにヒヤヒヤしながら進むこと15分。
開けた場所に川水を送るためのドラム缶が見えてきます。
そのすぐ上にお目当ての源泉を発見。
苔生したコンクリからホースがニョキっと出て、そこから硫化水素臭のする鉱泉が垂れ流されており、鉱泉の落ちた場所には白い湯の花が。
コンクリの上の落ち葉をのけると、岩の合間から鉱泉が湧き出ているのがわかります。
川水を流すホースを設置した方が、汲みやすいように囲ったのかな?
たまご臭のする冷鉱泉です。
この場所の1mほど先にも、同じくらいの量が湧き出す場所があり、それ以外にも川沿いに滲み出ている場所が散見されました。
帰りも転落しないように、肝を潰しながら山を降りました。
野湯に行くときは、ちゃんと装備して行かないとダメですね。