姫島から別府に移動して、宿泊したのは鉄輪地区の「湯治の宿 大黒屋」さん。
鉄輪温泉には、別府名物地獄蒸しの釜があるお宿が何軒かありますが、大黒屋さんもそう。
自分たちで好きな食材を持ち込んで、温泉の高温蒸気で蒸し料理ができるんです。
ですが、今回はちょっとリッチに、夕食付きでお泊まりです。
18時半に食事処に降りますと、出来立てホカホカの豪華な蒸し料理がズラリ。
自分で作るのも楽しいですが、お宿のプロの方に作って頂いた温泉蒸し料理は、べらぼうに美味い。
その匂いに釣られて、食事処の真前の庭には、クロネコさんがにゃーにゃーと鳴いてます。
分かるよ、分かるよ、地獄蒸しはネコが食べてもOKな、味付けなしのヘルシー料理だし。
大黒屋さんのお風呂はこんな感じ
単純泉ですが、貸切風呂でしてお籠り系雰囲気で好き。
さて、翌日は九重町まで移動して、とある地区のジモ泉を訪れました。
ぱっと見、湯気抜きもないし、看板もないし、共同浴場とは分からない佇まい。
とりあえず近所をブラブラ歩いていると、地元の方々を発見。
「すみません、あそこのお風呂に入らせていただけないでしょうか?」
「うーん、多分ダメだね」
こういうことはザラにあること、素直に諦めましたが、写真だけ撮らせていただきました。
成分表なんかも全くなく、シンプリシティ&ミニマリズムの極みみたいな更衣室。
浴場も更衣室に劣らず、機能性のみを追求した潔さ。
グッと入りたいのを堪えて、浴場の裏に回ります。
というのも、この湯船の捨て湯が建物の裏に垂れ流されているから。
捨て湯なんで、もちろん頂きました。
無色透明の無味無臭。
でも湯船に漬かりたかったなぁ。