男鹿温泉といえば元湯雄山閣が有名。
男鹿名物のナマハゲのお面から湯が噴き出すというガジェットが、マニア心をくすぐるのです。
こちら、接客が良く、かつコスパが良いとのことで、今回一人8,800円の基本コースを選択。
お風呂ですが、大浴場と貸切風呂があります。
まず大浴場、ナトリウム塩化物泉でして、もちろん掛け流し。
良き湯です。
貸切風呂ですが、本来なら利用するのに使用料を支払わないとだめですが、宿泊客が少なかったからか、無料で利用させてもらえました。
こういう、融通を効かしてくれる宿って高評価です。
お楽しみの夕食ですが大満足の内容。
初めて食べる秋田の地のモノがふんだんに使われており、温かいものは温かく、しかも美味しい。
食後、女将さんから、歩いて1分のところにある男鹿温泉交流会館で、20時半から「五風なまはげ太鼓」が上演されると教えてもらい、見に行くことに。
入場料は600円で、40分ほど上演。
ナマハゲが和太鼓を演奏するのですが、これが大迫力でカッコいい!
お年寄りにはいささか刺激が強すぎるのでは?と思えるほどの、太鼓の重低音がドンドンドン!
夕飯のお酒で酔っ払っていたのですが、完全に目が覚めましたw
翌朝の朝食は、再びハタハタが出てきたし、好物の温泉卵もあり、グッド。
萬盛閣の建物は昭和のRC造で、ハード面は草臥れているところがあるんですが、接客・料理とソフト面で頑張っておられる、コスパに優れた良宿でした。
さて翌朝チェックアウト後、男鹿温泉郷のすぐ近くにあるという野湯「Kの湯」に行くことに。
江戸時代の東北トラベラー、菅江真澄の紀行文「男鹿の鈴風」にも記録されている野湯です。
海岸線から湧き出しており、昭和の一時期には湯船が造られたこともあったそうですが、今でも自噴しているとのこと。
海岸沿いの未舗装路を歩いて進んで行きます。
未舗装路のつきあたりで、海岸に降りてさらに進んで行きます。
すると、茶色に染まった岩が。
茶色のお湯がユルユルと湧いていました。
湯温は27.8℃、舐めてみると塩っぱいので、男鹿温泉郷と同じくナトリウム塩化物泉かと。
湧出量はそれほど多くはないのですが、ケツ湯くらいは作れそう。
ということで、転がっている重たそうな石をどかしてみると、石の下から大量のフナムシがワサワサワサ・・・( ゚д゚)
そっと石を元に戻しました。