四国は観光する場所はたくさんあって良いところなのですが、なかなか温泉には恵まれていない。
が、ここはぜひ行ってみたいと前々から思っていたところ、須賀留の湯治湯です。
県道25号線から細い山道をつたって海際までやってくると見えて来ます。
黄色のスイコータンクが見えますが、ここに鉱泉が溜められています。
そこからホースが伸びており、さらに源泉側にもスイコータンクが2個。
この後ろの森の中に源泉が湧いているのかな?
こっちには寸志箱がありますので。
さて戻って、小屋の中を拝見。
真ん中に五右衛門風呂があるのが分かると思います。
この中にスイコータンクの鉱泉を自分で移し、釜で沸かして入るわけです。
釜で沸かす?何を燃やすの?
目の前の海沿いに流れついた木を拾って来て沸かすんです。
そこそこ離れていますので、3−4回往復して乾燥木を集めました。
で、火をつけて鉱泉を沸かします。
入浴に適した温度にするために30−40分ほどかかりますが、この待つ時間が望外の喜びであり、湯への愛着が増します。
さて、良い湯加減になりましたので頂きます。
硫化水素臭がする無色透明なさらっとした湯でした。