湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️⭐️北海道標茶町 ほぼ野湯化してる極上S温泉

標茶町のとある場所、そこそこ草が繁茂している細い林道からスタート。

ジムニーみたいな車ならそのまま行けるかもですが、普通車のレンタカーなので、クマ避けスプレーを持参して、徒歩で目指します。

 

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しばらく行きますと、左側に廃屋が見えてきます。

 

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この小屋の奥の方から水の流れる音が聞こえますので、藪を分けて進みますと、配管からの垂れ流しがありました。

 

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硫化水素臭のする冷鉱泉

廃屋の中には畳が見えましたので、ここは休憩所で、この冷鉱泉を沸かして利用していたのかも。

 

一旦林道に戻って、さらに進んでいきます。

 

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奥へ奥へと登っていくと、つきあたりに建物群が見えてきました。

これがお目当てのS温泉。

 

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まずは左手を見ますと、納屋の裏側に配管と流し台があります。

 

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その奥に、立ち上がった配管から硫化水素臭のする冷鉱泉が流れています。

配管で流し台まで引っ張ってきていたようです。

 

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さて戻って、右手の方にあるほぼ崩壊しかけている小屋がS温泉です。

屋根も壁も吹っ飛んでおり、好事家が設置したであろうブルーシートで覆われています。

 

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小屋の中から配管が伸びて、40℃ほどの温泉が排湯されています。

 

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小屋の中を覗いてみますと、大きなバルククーラーが。

北海道って、バルククーラーに湯を溜めるの好きですよね。

北海道感があって、とても良いです。

 

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バルククーラーの横に源泉があり、そこから配管で小屋の外まで運んでいる構造。

この配管、嵌め込んでるだけ?

ちょっと引っこ抜いてみると・・・

 

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おっ、バルククーラーに湯が落ちるじゃん。

なるほど、普段は外に排湯してるけど、入浴時はこうやって温泉を溜めるシステムなんだな。

 

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しかし底から排湯してしまって、貯まらない。

周囲を探しても、蓋はなさそう。

 

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タオルをぎゅぎゅっとパイプに突っ込んで、何とか排湯を止めることができました。

 

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こりゃ、なかなか溜めるまで時間がかかりそう。

ボーッとしても仕方がないので、とりあえず先程の冷鉱泉を浴びてみました。

つ、冷たい・・・

 

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風邪を引く前に服を着て、もう一つの小屋を探検。

 

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湯上がりに休憩できるようになっているんですね。

ソファーにストーブ、壁にはギターまであります。

使われなくなって、かなりの月日が経っているようです。

昔は、ここでワイワイやっていたんだろうな。

 

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待つこと1時間、なんとか入浴に耐えるくらいまで、温泉が溜まりましたので、いざ入浴ー。

 

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湯口は40℃ほどなのですが、バルククーラー内は不感温帯くらいまで湯温が下がっています。

湯は、モール臭にわずかに油臭がある。

色付きも薄い薄いモール泉て感じで、湯口の湯を舐めると少し鹹味があります。

浴感はヌルヌルしており、弱いながらも泡付きも。

入浴中に土砂降りに見舞われたので、小雨になるまで結局1時間くらい入っていました。

にも関わらず、まだまだ入り足りない温泉でした。

 

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尚書

入浴後は、ちゃんと排湯して、配管も元通り接続して帰りましたよ。