湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️大阪府大阪市 摩天楼の地下に湧く硫黄冷鉱泉

蔵出し小ネタです。

 

大阪市は、関西地方で最多の人口を有する政令指定都市

通称キタ(梅田周辺)やミナミ(心斎橋周辺)をはじめ、至る所に高層ビル群が乱立しています。

 

 

大都市大阪市は意外にも温泉が豊富。

巨大スパ銭から町の銭湯屋さんまで、温泉施設が結構あるんです。

というのも、大阪の地下には「大阪層群」という温泉に適した地層があるからだそうです。

「大阪層群」については、こちらの方が詳しく説明されています(http://www.geo-yokoi.co.jp/Onsen/OhsakaGp/OhsakaGP03.htm

 

しかし無料温泉となると、全く聞いたことがありません。

ここを除いて。

 

摩天楼が立ち並ぶ、とあるエリアの地下通路。

 

 

この通路周辺には、硫化水素臭が充満しています。

普通のサラリーマンやOLさんならば、臭すぎてハンカチで鼻を覆うくらい。

 

この排水溝がある部分が、匂いの源。

 

 

壁面の金属板の足元を見てみると・・・

 

 

ゲロ?

ぱっと見、豆腐つまみにマッコリ飲みすぎて、吐いてしまった汚物です。

しかししかし、近づいてよーく見てみると、どうですか?

 

 

温泉マニアの皆様なら、すぐに分かりますよね。

そう、湯の花です。

壁面の金属板の裏側から、蓄積した湯の花を揺らしながら、澄み切った鉱泉が流出しています。

 

 

少し掬って、鼻に近づけて嗅いでみると、すごい硫化水素臭。

 

ここ以外の側溝や壁面からも湧いているようで、さまざまな析出物が形成されています。

こんな大阪市のど真中に、濃厚硫黄泉が湧いているなんてスゲー。

 

 

でも、ここの硫化水素臭は一般ウケはしないだろうし、いずれ改修工事されて湧出が止まるかもしれませんね。