蔵出し小ネタです。
通称キタ(梅田周辺)やミナミ(心斎橋周辺)をはじめ、至る所に高層ビル群が乱立しています。
大都市大阪市は意外にも温泉が豊富。
巨大スパ銭から町の銭湯屋さんまで、温泉施設が結構あるんです。
というのも、大阪の地下には「大阪層群」という温泉に適した地層があるからだそうです。
「大阪層群」については、こちらの方が詳しく説明されています(http://www.geo-yokoi.co.jp/Onsen/OhsakaGp/OhsakaGP03.htm)
しかし無料温泉となると、全く聞いたことがありません。
ここを除いて。
摩天楼が立ち並ぶ、とあるエリアの地下通路。
この通路周辺には、硫化水素臭が充満しています。
普通のサラリーマンやOLさんならば、臭すぎてハンカチで鼻を覆うくらい。
この排水溝がある部分が、匂いの源。
壁面の金属板の足元を見てみると・・・
ゲロ?
ぱっと見、豆腐つまみにマッコリ飲みすぎて、吐いてしまった汚物です。
しかししかし、近づいてよーく見てみると、どうですか?
温泉マニアの皆様なら、すぐに分かりますよね。
そう、湯の花です。
壁面の金属板の裏側から、蓄積した湯の花を揺らしながら、澄み切った鉱泉が流出しています。
少し掬って、鼻に近づけて嗅いでみると、すごい硫化水素臭。
ここ以外の側溝や壁面からも湧いているようで、さまざまな析出物が形成されています。
こんな大阪市のど真中に、濃厚硫黄泉が湧いているなんてスゲー。
でも、ここの硫化水素臭は一般ウケはしないだろうし、いずれ改修工事されて湧出が止まるかもしれませんね。
【久しぶりの再訪】
やっぱり、湧出ストップしてた・・・泣
季節的にストップしただけかもしれないけど。
水の流れる音と硫化水素臭はわずかにするから、どこかからは、ちょろっと出てるみたい。