どうも鉄道マニアには有名な駅らしい。
■逆Z式のスイッチバックがある。
■今から100年以上前、宮崎県で初めて建てられた駅舎(明治44年築)がある。
■「真の幸せ」という意味の駅名(真幸)が記載された記念入場券がある。
ゴリゴリの鉄道マニアではない私(乗り鉄の気はある)、もちろん温泉を探しに来たわけです。
なぜなら、この真幸駅の近くには、真幸鉱泉という飲料用の鉱泉があるらしいので。
とりあえず真幸駅に来たら、話を聞けるだろうと期待してたのですが、誰もいない。
それもそのはず、2020年の熊本県南部豪雨災害以来、多大な被害によって運行が休止されているとのこと。
まぁせっかくなので、真幸駅の観光をしていくことに。
ホームには「幸福の鐘」というのがあり、元々は駅員さんが鳴らしていたそうですが、今は誰でも鳴らすことができます。
鳴らすと幸せになるらしい。
「良い温泉に巡り会えますように」
奥のホームには、巨石がドーン。
1972年に土石流がこの駅を直撃した際に、ホームに取り残された巨石だそうです。
そして、真幸駅は逆Z式スイッチバックですので、ホームの先端で線路が終了しています。
なんか映画の「スタンドバイミー」みたいだねーと話をしていますと、ん?
線路の山側に赤茶色の流れが。
水の流れを辿っていくと、ホームの先端付近のレールも赤茶色水に浸かっています。
これが例の真幸鉱泉だな、ということで、沼地にハマらないように湧出場所に向かってみます(ガッツリ沼地にハマりましたけどね・・・)。
崖の上の湧出場所までは辿り着けませんでしたが、金気がしっかりする冷鉱泉です。
これが探していた真幸鉱泉なんだと納得して、大満足で帰ることに。
ところが帰り際、たまたま地元のおじさんがいたので尋ねてみると、この赤茶色の冷鉱泉は真幸鉱泉ではないとのこと。
真幸鉱泉は別の場所で、すでに廃業しているそうです。
ご親切にも、真幸鉱泉まで連れて行ってくれました。
源泉槽はいまだに健在でしたが、残念ながら漏れはありませんでした。
確かに、あの真幸駅の赤茶色の冷鉱泉が飲料用になるわけないよなwww