夕張市石炭博物館が冬季は閉鎖しているのを知らずに、数年前の冬に訪れたことがあり、今回はリベンジです。
夕張市は、2006年に財政破綻となり、日本で唯一自治が許されない、国に管理されてる自治体となりました。
街中も非常に寂れており、メインストリート沿いも廃施設や廃屋が占めています。
ここ石炭博物館にも、辛辣に卑下した展示が。
ちょっと悲しくなるなぁ。
エレベーターで地下に降りますと、長く続く坑道があり、夕張炭鉱の歴史や仕事っぷりに関する人形や機材が展示されています。
特に興味深かったのは、実際に炭鉱で働いておられた古老のスタッフさんが、実機を操作しながら石炭採掘方法を解説してくれる。
すんごい轟音とともに、今まで見たことがない大型機材が動くのを見るのは、男性なら誰でも興奮するはず。
外に出ますと、北海道指定天然記念物の石炭の大露頭が。
明治24年にこの大露頭を発見したことで、夕張炭鉱が発展していったとのこと。
大露頭の横には、初期の坑口跡、天龍坑があります。
この天龍坑跡からいまだに湧出している冷鉱泉を、配管を経て川沿いに廃棄しているんです。
わずかに硫黄臭がする、18.4℃の冷鉱泉が大量に廃棄されています。
この中に入れたら幸せだろうなぁ。
あと夕張メロン、すごく甘くって美味しかったし。
がんばれ、夕張！
