熊本県の杖立温泉にやってまいりました。
訪れたのは春だったためか、杖立温泉の真ん中を貫く杖立川にはたくさんの鯉のぼりが靡いていました。
杖立温泉で無料で入れるのが元湯です。
脱衣棚は用意されていますが、外から丸見えです。
湯船は一つ、つまり混浴。
湯船の周囲は、天然岩がくり抜かれたように囲っています。
岩肌に囲まれた胎内のような湯船からは、揺れる鯉のぼりが見えました。
杖立温泉には、観光客も入浴できる有料共同浴場が点在していますが、中にはジモ専もあります。
それが、流泉湯(他にもジモ専あるのかな?)。
一般者が入浴できる共同浴場とは違い、佇まいが渋い!
もちろん鍵がかかっており、鍵のない我々はシャットダウンされます。
そこで、夜に何度も流泉湯の前を通過して、どなたか入浴していないかチェック。
数回目のトライで、室内に明かりが!
恐る恐る扉を開けますと、中学生くらいの男の子が風呂上がりの着替え中。
私(中年)「申し訳ありませんが、入浴させていただけませんか・・・」
中学生「いいっすよ」
私(中年)「あざますっ!、失礼しますっ!」
中学生「そこに金払って」
私(中年)「もちろんです!ここでいいでしょうか?」
というやりとりをさせていただき、入浴させていただきました。
もうね、痺れるくらい渋いんですよ。
中学生の男の子、本当にありがとう!