湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️鹿児島県霧島市 銀湯温泉のボッケ

鹿児島県の銀湯温泉。

昔は、大きな温泉の沼があって、入浴できたそう。

今はどうなってるんだろ?

 

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林道を進んですぐ右側にある杣道を降りますと、一つ目の地獄エリア。

 

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柵が立っており、立ち入り禁止になっています。

 

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柵の中には小さなボッケがあるだけ。

 

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なぜか柵の外に、ちょっと大きめのぼっけが。

こっちに柵を立てた方が良いんじゃないかな。

汲み湯して、後で楽しもうっと。

 

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林道に戻り、先に進むと、枯れ草が茂っている開けた場所に出ます。

このあたりに沼の温泉があったらしいのですが、湯気も匂いもしません。

やっぱり枯れちゃったみたい。

 

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木橋を渡って進んでいきますと、別の地獄エリアに。

 

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ここも、ちっちゃなちっちゃなボッケがあるだけでした。

 

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⭐️⭐️⭐️鹿児島県霧島市 某野湯とその下の激アツ天然湯船

近くを通るたびに、ここ某野湯をチェックするのですが、湯がなかったり、ネットが張られていたり、気持ち悪いコケで埋め尽くされていたり、極アツだったり。

 

abdominalpore.hatenablog.com

 

abdominalpore.hatenablog.com

 

しかし今回、マトモに入浴できそうな状態を確認。

 

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ちょっとコケってるけど、これくらいなら全然OK。

 

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湯船の底から、泡がブクブク立ち上がっており、自噴ぽい。

 

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湯温はちょい熱めですが、景色も良くて、なかなかコージーな野湯。

 

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湯は、川側に排湯されて、2mほど下の川に流れ込んでいます。

 

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その川を見ると、先の湯船よりもボコボコと湧きあがってる。

 

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ここは川の水と混じっているので、ほぼ川の温度です。

しかし、すぐ上流側に先の湯船の排湯が注ぎ込んでいるのですが、川の水がほとんど混じっていないので、湯気がすごい。

 

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よく見ると、底からボコボコ自噴しているし、岩壁からはオシッコみたいにピューと吹き出しているwww

こりゃ、なかなか良さげな天然湯船。

入るしかないでしょ。

 

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わーいわーいと飛び込んでみましたが、悶絶するほどめちゃくちゃ熱い!

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秒で飛び出して、川で体を冷ます羽目にwww

ちょっと危険な湯船でした。

 

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⭐️⭐️⭐️鹿児島県霧島市 温泉リムストーンの湯

ここに来るのは3回目。

1回目は近くまで来たのに場所が分からず断念、2回目はブッシュに阻まれて断念、そして3回目にしてリベンジ。

 

前回は、ここからブッシュで進めなかったのですが、今回はまだ行けそう。

 

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しかし途中からブッシュが邪魔してくる〜。

 

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ブッシュをかき分けながら進むと、少し開けた場所に出た。

 

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廃墟?

 

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ということは、この近くかな?ということで探すと、沼地発見。

緑色の温泉藻の奥に、茶色の析出物が見えますね。

 

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これが源泉湧出地です。

廃墟で湯を利用していたのかも。

 

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析出物周辺の2ヶ所から湧き出しています。

炭酸も含んでいるようで、泡がブクブクパチパチしてます。

 

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湧き出たお湯は、すぐ近くの配管で一旦地中に潜り、川沿いの土手まで運ばれています。

 

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ドバドバ〜。

 

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で、この湯が川に流れ込む道筋にいたよ、奴が。

 

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まさしく自然が作った造形美。

鍾乳洞のリムストーンのように、キレイな棚田状に析出してる。

 

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別角度。

すごいな、なんでこんな形状になるんだろ?

触ってみると、リムストーンはしっかりと固まっており、足で踏んでも崩れない。

 

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真ん中らへんの一番大きめのリムストーンプールに入浴。

おー湯温も快適だぁ!と思うのも束の間、リムストーンプールの底に溜まったヘドロが巻き上がって、湯がヘドロ臭に・・・

川で臭い体を洗えるからいいけど、ヘドロをかき出してから入浴するのが、よろしいかと。

 

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⭐️和歌山県○○市 とある和歌山県の小物たち

前記事の和歌山県ついでに、今まで訪れた和歌山県の小物を紹介。

 

abdominalpore.hatenablog.com

 

一つずつ紹介するのが面倒くさいので、まとめて紹介します。

和歌山県南紀エリアには、たくさんの無料温泉がありますよー。

 

和歌山県すさみ町「とある福祉センター」

 

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センター内に入浴施設があるのですが、今は一般開放していません。

ですが、センター前に湯が垂れ流されていますので、これは自由に持ち帰ることができます。

 

 

和歌山県古座川町「宇津木温泉」

 

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洗濯用の温泉?

硫化水素臭がする、ぬる湯でした。

 

 

和歌山県那智勝浦町「二河地区のケーシングの湯」

 

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一軒家のすぐ横にあるケーシング。

多分、その家の敷地内かな?

側溝に排湯されていますので、それを汲ませていただきました。

 

 

和歌山県那智勝浦町「お蛇浦海岸の垂れ流し」

 

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海岸沿いの堤防から硫化水素臭がするぬる湯が湧き出しています。

干潮時に行けば、こんな感じで湯を頂くことができます。

 

 

和歌山県那智勝浦町「橋の下の洗濯場」

 

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昔はこんな感じで垂れ流されていました。

ですが、四季の郷温泉が開業後に見に行ったら、一滴も垂れ流されていませんでした。

 

 

和歌山県那智勝浦町「立ち上がったケーシング管から垂れ流し」

 

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道路から離れた林の中にあるので、よーく目を凝らさないと見つからないかも。

ここもぬる過ぎて利用されてないんでしょうね。

⭐️⭐️和歌山県○○市 往復3時間の鉱泉宿跡(クマ遭遇しちゃった・・・´д` ;)

和歌山県のとある場所、人煙まれな山中に、戦後すぐに廃業した鉱泉宿跡があるとのこと。

幅員の狭い舗装路から林道に入りますが、進んですぐ、車での走行がムリなくらいの悪路に。

ここからは徒歩で向かいます。

 

 

左は渓谷、右は岩盤剥き出しの林道でして、ところどころ崖崩れがあるため、歩きづらいぞ。

 

 

こんな感じで林道が崩れて、標識の意味をなしていないし。

 

 

途中から渓谷側に降りて行くため、獣道みたいに分かりにくい杣道に入って行きます。

 

 

この先の杣道はさらにキケン。

斜面に作られた落ち葉が敷き詰められた杣道は、ところどころ崩れて斜めになっており、滑ると谷に落ちて行くwww

木の根っこをしっかり握って、進んでいきます。

 

 

登っては下り、尾根を越えては谷を渡る。

 

 

川が見えて来ましたので、ここを渡渉します。

 

 

すると、その先には古い石垣が段々畑のように連なっているのが見えてきました。

ここが鉱泉宿跡、着いた〜!

 

 

よくこんな山中に、7・8段も続く石垣を作ったもんだ。

今は木々が生い茂っており、往年の様子は伺えられません。

写真で伝わりにくいですが、ラピュタ感ハンパない。

 

 

よーし、この上にお目当てのモノがあるはず、行くぞー!

「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔぅぅぅ〜」

ん?なんか聞こえた?

「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔぅぅぅ〜」

ま、また聞こえた…

 

下の写真の左上、おそらく20メートルくらい離れたところから聞こえます。

 

 

姿はまったく見えませんが、やべっ、クマの咆哮だ…

鳴き声の方角が、少しずつ右側に移動してる。

詰んだよ、クマだよ(号泣)。

 

まさかクマに合わないだろうと、熊よけスプレー持って来てないし。

急いでツレと、クマがこちらに来た際の対策を打ち合わせ。

その後も低い唸り声が断続的に山に響きますが、ゆっくりゆっくり右上へ右上へと移動していく。

 

 

心臓バクバク状態が続きます。

その後、5分か10分か、時間の経過は分からないけど、右の山の上方に消えていきました…

去って行ってくれた…ふぅぅぅ(汗)。

 

しばらくしても戻ってくる気配はないけど、このまま石垣を登って行くのはキケンと判断して、左側に大きく迂回して川沿いから上に向かって行くことに。

 

 

熊が去った山手の方を注視しながら川を少し上ると、コンクリートの枡が見えて来た。

あれだ!

熊のおかげで、結果的にこっちのルートで合ってたよ。

 

 

コンクリの枡はそれほど古くなさそうな佇まいで、鉱泉宿の時代ではないぽいけど、昭和時代には設置されていたとのこと。

今も誰か管理してると思われます。

 

 

枡の奥からたくさんのホースがつながっており、その奥の渓岸の岩肌に向かってます。

 

 

岩肌にブスブスとホースがブッ刺さって、なんか異様な風景。

 

 

映画マトリックスで、チューブだらけのネオが目覚めて、カプセルから出てくるとこ思い出したw

 

 

岩肌のチューブは栄養を吸い取ってるのではなく、湧出する鉱泉を引っ張るため。

一部岩肌には漏れた湯の花が見てとれます。

 

 

さて、コンクリ枡の上には蓋がされてますので、ゆっくりと捲り上げると、フワァと硫化水素の良い匂いが。

 

 

ホースからは鉱泉が垂れ流されており、枡の底にはたくさんの白い湯の花がゆらめいてます。

 

 

温度は6.8℃とかなり冷たく、口に含むと優しいけどしっかりとした硫化水素臭が広がります。

 

枡の鉱泉は、底の壁からホースで外に出てきます。

ホースは川に沿って下流に向かってますが、どこまで繋がってのかな?

ここらから近くの小さな集落までは、直線距離でも2km弱。

もしかしたら、その集落でこの鉱泉を利用しているのかもしれませんが、調べた限り、そのような情報はなく、よく分かんないです。

 

 

周囲を見渡しますと、コンクリ升の隣の石垣の上方、遠くにお墓が。

その手前には瓦が散乱しており、当時の宿、または住居があったのだと思われます。

 

 

古びれた石の階段を登っていきます。

 

 

倒れたお墓も含めて六基の墓石と四体の石仏があり、もう誰もお参りに来ていない感じ。

全ての墓石には同じ苗字が書かれており、ここの鉱泉と同じ名前。

代々宿を営んでおられた方々ですね。

ここの開湯は江戸時代とのこと、一つの墓碑には大正20年没と読み取れました。

 

 

目的を達成し、クマがまだ近くにいるかもしれないので、早々に退散。

 

帰りの杣道から最後に見た、土に還りつつある遺構。

当時の宿の人々の生活や、鉱泉を求めてはるばる来ていた湯治客を想像すると、うら寂しい気持ちになりました。

 

ちなみに帰り際、100kgくらいありそうな大きなイノシシが、目の前を猛ダッシュで横切っていきました。

行かれる方は装備万端で。

⭐️⭐️茨城県高萩市 カメラで監視されてる硫黄冷鉱泉

そうそうここは、福島から千葉に抜ける際、ちょっと立ち寄った有名な場所。

周囲にはプンプン硫黄臭が立ち込めています。

 

ん?看板?

 

 

なになに?

 

 

がーん、なんてこった、立入禁止になってる…

すぐ目の前に快適入浴ポイントが見えてるけど、いい歳した大人が捕まるわけにはいかないし。

 

でも、排湯された鉱泉は立入禁止エリア外の側溝まで流れてきています。

なかなかの良い色。

 

 

ここなら入れそうなのですが、すぐ前の道路では、高校生たちが部活でランニング中。

裸で入ってたら、これまた通報されそうwww

⭐️⭐️千葉県成田市 ガスとヨウ素の分離プラントの排湯

翌朝、玉山温泉を後にして向かったのは、もちろん温泉です。

 

しかーし、温泉は温泉でも、ヒト用ではなくウマ用の温泉www

 

日本中央競馬会JRA)で走っている現役競走馬が故障した時のために、リハビリテーションを目的にした施設、競走馬リハビリテーションセンターが、いわき市にあるんです。

 

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個人で見学する分には予約なしでOK、見学もタダな上、JRAのカレンダー貰えた。

平日なんで、ほとんど見学者はおらず、ほぼ貸切状態。

 

お目当てのウマ温泉は、入ってすぐのところにあります。

 

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近くのいわき湯本温泉から引湯されているみたい。

「気持ち良さそうに目を細めたり、あくびをしています」だって。

禿同www

 

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温泉浴施設の奥には、水中トレッドミル(水中歩行)もあります。

 

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午前中にウマのリハビリが行われることが多いとのことで、しばらく待っていたのですが、全然ウマさん現れず・・・

たまたまスタッフさんが通りがかったのでお尋ねすると、今日は温泉リハビリが必要なウマがいないんだって。

温泉好きの同士(ウマ)に会いたかったのに・・・

 

そろそろ帰るかーと思っていたら、向こうの方にウマさんと調教師さんが。

調教師さん、こちらに気づいたみたい。

 

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ウマ、キター!

調教師さん、わざわざ連れてきてくれました。

現役の競走馬で4歳のメスだそうです(名前聞いたけど、なんだっけ?)

腰痛がひどいらしく、ここでリハビリ中なんだと。

 

調教師さん「大人しい性格なんで、優しく触ってみてもいいですよ」

ツレ「キャー、すごい筋肉質で引き締まってる〜♡」

温泉好きの同士よ、なんて引き締まった体なんだ。

自分の自堕落ワガママボディーが情けない・・・

 

残念ながら、温泉タイム中のウマさんには会えませんでしたが、運が良ければ、こんな感じで入浴しているウマさんを見学できる(いわき市観光サイト - いわき市の観光・旅行情報が満載!より引用)。

 

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温泉マスクして、気持ち良さそうに温泉入るなんて、かわいいなぁwww

 

その後、いわき市の白米(しろよね)鉱泉つるの湯に立ち寄り・・・

 

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南下して、ツレの実家の墓参りをして・・・

さらに南下して、千葉県成田市のとある場所に。

 

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千葉県は天然ガス生産として有名でして、日本第2位の生産量。

ついでにヨウ素(ヨーチンの素)も生産されており、こちらはなんと生産量世界第2位!

なので、千葉県の至る所で、天然ガスヨウ素を生産するためのプラントがあります。

 

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ここのプラントのすぐ横に川が流れています。

 

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河原を下っていきますと、ありましたありました排湯が。

 

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天然ガスヨウ素は地下水(かん水)に溶け込んでいますので、汲み上げたかん水から天然ガスヨウ素を分離します。

分離後のかん水はお役御免ですので、捨てられるわけです。

 

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過去記事にある新潟の排湯とおんなじですね。

 

abdominalpore.hatenablog.com

 

こちらのかん水、周囲には油臭とヨウ素臭が漂っています。

触ると30℃くらい。

舐めると海水並みにしょっぱいし、肌にかけると傷口がピリピリ痛い。

これは極少量を自宅のお風呂に足すだけで、十分温泉になりそう。