湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️北海道釧路町 配管がポツンとある達古武温泉

今夜は標茶駅の近くにある藤花温泉ホテルに宿泊。

 

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温泉付きビジネスホテルでして、当日も建設関係の方々がたくさん宿泊されていました。

 

部屋は和室と洋室があり、選んだのは和室。

これくらい質素な部屋の方が、妙に落ち着く。

 

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二食付きで、8,000円くらいだったかな。

力仕事の方々が多く泊まるのか、夕食朝食ともにボリューム満点で食べきれない。

 

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温泉は、この辺でよくあるモール泉(アル単)の掛け流しですが、かなり色が濃ゆく、水面から10cmくらいまでしか見えない。

なかなか良い湯だ。

 

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藤花温泉ホテルで英気を養った翌朝は、達古武湖の近くにある達古武温泉へ。

この砂利道沿いに湧いているとのこと、窓を開けながらゆっくりと車を走らせて、温泉の垂れ流される音と匂いに、全集中。

 

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おっ、水の音が聞こえてくるぞ。

車を止めて、音のする場所を確認しにいきます。

 

うーん、ガッツリ薮ってる。

 

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長靴に履き替えて、下草を踏みつけて道を作りながら進んでいきますと、ズボズボと沈んでいくほどの沼地に。

 

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沈みにくい場所を、探り探り一歩一歩確認しながら近づきますと、笹の合間から見えてきました、達古武温泉が。

 

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笹をどかしたら、こんな感じ。

 

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硫黄アロマがする冷鉱泉

春先なら藪が少ないから、プール設置して入浴できそうです。

ちなみにこの周辺には、他にも配管から湧き出しているそうですが、薮が凄過ぎて見つけられませんでした。

⭐️⭐️⭐️北海道釧路町 イワボッケ(岩保木)温泉

イワボッケ(岩保木)は「イワ・ポキ(山の下)」という意味だそうで、名前の通り、山を臨む場所にイワボッケ温泉はあります。

もともとこの地域は、温泉付き別荘地として開発されたのですが、アクセスが悪かったのか、全く売れず荒れ放題になっています。

 

未舗装の道を車で走った先に、茶色の水がゆるく流れ出ている場所があります。

これ、垂れ流された温泉が作った川。

ここからは、茶色の水を辿って徒歩で進んでいきます。

 

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人が通った形跡はなく、足元には鹿の足跡と糞しかない。

背丈くらいの笹の藪漕ぎをして・・・

 

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グチョグチョの沼地のようなところを越えて・・・

 

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やっとこさ見えてきました、浴場跡が。

 

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浴場の真前に源泉があり、昔は配管で浴場内に引っ張ってたみたい。

 

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源泉の横には、先人が入浴したであろうプラスチックの容器がそのままに。

プラスチック容器は、紫外線によってボロボロで穴が空いており、中には苔やら温泉成分やらでデロデロ状態。

数年は誰も来てなさそうな感じがします。

 

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このプラスチック容器を利用するのはちょっと無理なので、容器を脇へ移動させてもらい、自前のプールを設置して、温泉を溜めます。

 

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温泉が溜まるまで、廃墟の浴場内を観察。

なかなか大きな湯船があります。

別荘それぞれに配湯するのではなく、住人はここの浴場に来て、温泉に浸かる計画だったのかな?

 

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10分ほどで、プールも満水になりました。

 

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無色透明の30℃強の温泉で長湯できるのですが、ちょっと前にヤマビル3匹に噛まれた傷口がピリピリ染みる。

少し舐めてみますと、かなり塩っぱい強塩泉で、湯上がりも体がベタベタします。

同じエリアにある山花温泉 リフレと同じような塩っぱさでした。

 

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⭐️北海道標茶町 マサコヤノシマ遺跡の鉱泉

釧路川沿いの達古武湖、塘路湖シラルトロ沼周辺は、縄文遺跡がたくさん見つかっているそうで、7000年前から縄文人が住み着いていたそうです。

それらの縄文遺跡の一つに、マサコヤノシマ遺跡があります。

場所は、環境省塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」の近く。

 

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地図の③までウォーキング。

綺麗に整備された一本道なので、迷うことはないと思います。

 

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歩くこと5分ほどで遺跡が見えてきました。

 

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すぐ目につくのが、復元された竪穴住居。

塘路湖を望むこの場所に、多くの縄文人が生活を営んでいたんだな。

 

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マサコヤノシマ遺跡って、「マサコ・ヤノシマ」さんが発見したんだと思っていたら、違うかった。

柾を製材する小屋のある岬という意味の「柾小屋の島」だそう。

そりゃそうだ、わざわざ日本人の名前を外人風に呼ぶわけないしw

 

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そして、竪穴住居のすぐ横にある土管が鉱泉

 

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ドッポンドッポンと湧き出しており、ほのかに硫化水素臭がする冷鉱泉

昭和40年代、この辺りで水道工事を行っていた際に、湧き出てきたものだと思われます。

湯船としてはベストなのですが、さすがに入浴したら縄文人に怒られそうですね。

 

⭐️⭐️⭐️北海道標茶町 今は使われていない養殖池の温泉

標茶町の国道沿いにある元養殖池。

昔、ここでスッポン養殖をしていたそうですが、今は廃業して木々と下草でひっそりとしています。

 

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なんとここ、温泉を利用して養殖していたとのこと。

確かに、変温動物のスッポンには温かい温泉は良いよね。

周囲を見回しても、河川の流入は全くなし。

雨の日は入り込むでしょうけど、晴れたこの日は温泉のみで池を満たしており、水面からは湯気が立ち上がっています。

 

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温泉はというと、大きな配管から大量に注ぎ込まれています。

ポンプはなく自噴ぽい。

気泡がたくさん含まれていますね。

配管出口で不感温帯くらいです。

 

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池をよく見ると、5cmほどの小魚がたくさん泳いでる。

水中にカメラを突っ込んで撮影してみると、いっぱいいるーwww

 

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温泉からの気泡は無臭なので、炭酸か窒素かな。

でも炭酸なら、魚は二酸化炭素中毒で麻酔状態 or 死亡してしまいますし、窒素なら窒素ガス病(ヒトの潜水病みたいな病気)になって死んじゃうから、単に配管のどこかで軽くエア噛みでもしてるだけ?

それならストーンと同じように酸素供給するから、魚たちも元気だろうし。

 

なんにせよ良い湯温なので、魚たちを踏みつけないように気をつけながら入湯。

 

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あー、あったかくて気持ちいい。

池の底は、泥でも岩でもなく砂地なので、オケツが痛くなく、とても快適。

ふと股間を見ると、お股の間を小魚たちがスーイスイと泳いでいく・・・

⭐️和歌山県○○市 とある施設のほぼ水みたいな冷鉱泉垂れ流し

和歌山県の某所。

 

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建物は、しばらく使用されていない感じです。

昔は、この建物の中で沸かし湯として利用されていたそうです。

 

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建物の目の前にあるコンクリブロック小屋が源泉ですね。

 

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弘法大師さま?の石像の下にはタンクがあり、蛇口が3つあります。

残念ながら、コンクリ小屋からの配管は外れており、多分雨水が溜まっているだけ。

 

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コンクリ小屋の奥を覗きますと、苔生した貯水タンクが。

久しくメンテナンスされていないみたい。

 

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貯水タンクには、コンクリ小屋から伸びた塩ビ配管が接続されており、貯水タンクの側面のオーバーフロー用配管を経てフラットホースが繋がっています。

 

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フラットホースの先は、すぐ横の川に垂れており、ドバドバと冷鉱泉が垂れ流されていました。

 

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炭酸水素塩泉らしいのですが、無味無臭の無色透明、肌にかけてもほとんどヌルヌルせず、全く特徴のない冷鉱泉でした、ちゃんちゃん。

⭐️⭐️奈良県十津川村 とあるロックシェッドの温泉垂れ流し

日本初、村内すべての温泉について「源泉掛け流し宣言」を行ったのが、奈良県十津川村

ちなみに十津川村は、日本で一番大きな村でもあります。

村内にある25箇所の施設が、加水、加温、消毒なしで利用できるという素晴らしい村でして、大好きな温泉郷の一つ。

ただネックは、深山幽谷の秘境でして、アクセスが桁外れに悪い・・・

 

そんな十津川村のとある場所、落石から防ぐロックシェッド(覆道、洞門)に温泉が湧き出してます。

 

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ロックシェッド手前の崖側を覗くと、白い湯の花が。

この辺の崖からも湧出してますが、ほんのちょっとだけ。

 

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なーんだ小物か、とガッカリ。

しかししかし、ロックシェッドの中の崖には、なかなかの大物が潜んでいました。

 

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奥のコンクリート擁壁の上の岩盤の2箇所から、しっかり湯の花でコーティングされた温泉の流れが。

そこそこの湯量が流れ落ちてきています。

 

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手前には、腰の高さくらいの岩盤に穴がポッカリ開いて、これまたまぁまぁの量で湧き出してます。

 

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そして最後、岩盤の奥まったところからも湧出してます。

ここは成分が濃いのか、流れに沿って析出物でコテコテになってる。

 

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ロックシェッド内の大物はこの4箇所ですが、それ以外にも小物がチラホラ湧き出して、温泉の小川ができてます。

それぞれの湧出孔では45-50℃くらいですが、それらが混ざり合った小川は、なかなか良い湯加減。

ここ、上手く堰き止めたら、大分県壁湯天然洞窟温泉旅館 福元屋福島県二岐温泉 柏屋旅館みたいになりそう。

 

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⭐️奈良県東吉野村 とある公園の微鉄泉垂れ流し

奈良県東吉野村のとある場所。

 

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こちら公園でして、駐車場にある建物の横を見ますと・・・

 

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水が垂れ流されています。

 

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しかし、これは単なる水。

 

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お目当ては、建物を挟んだ反対側。

 

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タヌキの置物の横から、配管がニョキと飛び出し、こちらも垂れ流されています。

手水鉢が茶色く変色していますので、鉱泉と分かりますね。

 

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ティスティングすると、ほんのり鉄味のするだけの、特徴のない冷鉱泉でした、ちゃんちゃん。