別名、舌切りすずめ源泉と言われています。
同じ安中市にある磯部温泉は、お伽話「舌切り雀」発祥の地なので、それにあやかったのかもしれません。
ちなみに温泉マーク(♨️←コレ)も、磯部温泉が発祥地。
さて嶺鉱泉は住宅街の一角にあります。
鉱泉を汲めるように柄杓が置かれています。
この鉱泉は炭酸ガスが豊富に含まれているので、この地区の銘菓、磯部せんべいに使用されたり、鉱泉を使った湯豆腐、ふわとろ豆腐に利用されているとか(磯部温泉 - Wikipedia)。
脇には立て札があり、源泉標識が掲げられています。
この鉱泉、明治時代に手掘りで掘られたボーリングとのこと。
所有者のご好意で開放されているので、ゴミなどはちゃんと持って帰るように。
鉱泉はと言うと、今まで見たことがない外貌から湧き出しています。
ボコボコと炭酸を含んでおり、炭酸が強いのでしょう、下のGIFでもわかりますが、大量のコバエが二酸化炭素に誘われて集まっています。
血を吸う種類ではないのでご安心を。
安中市は関東地方では珍しい油徴地帯でして、ガス井戸もたくさんあるそうです。
この辺りはどこを掘っても、炭酸ガスを伴う鉱泉が出てくるんでしょうね。
温度は20.5℃。
飲泉してみますと、塩っ辛いベースに、しっかりとしたアブラ味+強炭酸でして、決して美味しいものではない。
これで作った湯豆腐、どんな味がするんだろ?