湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️⭐️福島県猪苗代町 沼尻元湯

福島県の野湯の一丁目一番地と言えば、沼尻元湯でしょうか。

恥ずかしながら、今回初めて訪れましたので、2020年の沼尻元湯を報告します。

 

まずは中ノ沢温泉街より安達太良山を目指して車で登っていきます。

途中、沼尻スキー場内の砂利道を進んでいきます。

スキー場内を車で走るの初めてで、ちょっと欣喜雀躍。

 

f:id:abdominalpore:20200920202818j:plain

 

どんどん登るとドンツキは駐車場。

ここからは足で登っていかなければなりません。

ルートは二つ。

一つは沼の平ルート。

しかし入口にはローピングがされており、「無断で立ち入った場合は警察署へ通報致します」との立て看板が。

 

f:id:abdominalpore:20200920202829j:plain

 

もう一つのルートは船明神ルート。

必然的にこちらのルートを選ばざるを得ないわけですが、沼の平ルートよりも少し歩く距離が長いそうです。

 

f:id:abdominalpore:20200920202839j:plain

 

と言うことで、早速出発です。

結構な狭隘山道を登っていきます。

 

f:id:abdominalpore:20200920202904j:plain

 

途中、白糸の滝を遠目で望みます。

白糸の滝の上流に沼尻元湯がありますので、ゴールはまだまだ。

 

f:id:abdominalpore:20200920202853j:plain

 

駐車場から30分ほどで分岐に当たります。

右は安達太良山へ、左は沼尻元湯へのルートですので、もちろん左に進みます。

 

f:id:abdominalpore:20210715224043j:plain
  

少し進むと眼下に沼尻元湯が見えてきます。

ここから険峻な山道、否、ほぼ獣道を下っていきます。

 

f:id:abdominalpore:20200920202928j:plain

 

15分ほどでしょうか、ようやく沼尻元湯に到着。

 

f:id:abdominalpore:20200920202947j:plain

 

周囲には濃厚な硫黄臭が漂っています。

過去に硫化水素による死亡事故があったので、無風には要注意です。

 

青緑色の川の両側に見える配管、これで7km麓の中ノ沢温泉に配湯しています。

ここ沼尻元湯がすごいのは、単一湧出口からの湧出量日本一ということ。

1分間になんと13,400リットル!

配湯管の途中には、木の升のようなものがあり、麓に送られる湯が見学できます。

 

f:id:abdominalpore:20200920203015j:plain

 

すごい量の湯が流されています。

ということで、日本一の湧出口を拝みに配管上部へ向かうと、またまた立て看板が。

 

f:id:abdominalpore:20200920203002j:plain

 

沼の平ルートの看板同様、立ち入ると警察のお世話になるとのこと。

大人なので大人しく引き下がり、代わりに下流に向かってみます。

 

f:id:abdominalpore:20200920215836g:plain


するとすると、とっても蠱惑的な天然湯船が。

 

f:id:abdominalpore:20200920220751j:plain


上流から温泉が流れ込む三段の滝を仰ぐ形で、酸味の強い硫黄泉に浸ります。

湯温もちょうど良い感じ。

 

f:id:abdominalpore:20200920203038j:plain

 

山あり谷ありの険しい道を通った疲れもぶっ飛びました。