終点の大前駅は、1日4本運行で50人程度しか利用しない無人駅です。
こういう落莫とした哀愁が漂う構造物って、なんか惹かれます。
この駅前に、嬬恋温泉 つまごい館という温泉宿がありました。
二種類の源泉をブレンドして利用していたそうで、いつか行こう行こうと思っていたら2017年に廃業。
しかし、まだ源泉は生きているとのことで立ち寄りました。
手前のフェンスで囲われている部分と、その奥の四角い枡がそれぞれ源泉かな。
フェンスの場所は立ち入ることができません。
しかし、その奥の源泉はというと、U字溝を経てドバドバ垂れ流されています。
つまごい館では加温掛け流しだったそうで、今もかなり温めの温度です。
飲泉するとほんのり金気がありますが、飲みやすい。
U字配管から溢れたお湯は、一旦土中に潜り、小道を挟んで小川として現れます。
その小川の奥から、また別由来のお湯が垂れ流されています。
フェンスの源泉?
こぼれ落ちた場所には白い湯の花がこびりついており、こちらも温め。
飲泉すると、ガツンとしたアブラ臭と焦げた硫黄臭。
この二種類の源泉は、小川内でブレンドされて、その先の吾妻川に流れ捨てられていました。
嬬恋村の役場の方、ここに無料の湯船作ったら、大前駅の利用者数が増えますよ。
どうですか?