周囲は閑静な高級住宅地、その中に荘厳な神社が現れます。
こちらは創立年月日は不詳ですが、甑(こしき)岩という大きな岩が御神体があります。
越木岩神社の名前の由来にもなっています。
当日は、多くの家族連れが訪れており、地元に根付いてるんですね。
本殿の裏山を少し登ると、非常に巨大な霊岩 甑岩がございます。
説明書き。
これによると、
うーん、まぁ似てるっちゃ似てる?
●927年には記録として残されている。
●御祭神は、水の神様であられる市杵島姫(いちきしまひめ)大神というお方で、女性の守り神でもある(確かに若い女性の参拝客がチラホラいたな)。
●豊臣秀吉が大阪城を築城する際、村人の懇願を無視して甑岩を切り出そうとしたところ、甑岩が鶏鳴して白い煙が立ち上がり、石工たちは転げ落ちたらしい。
→その証拠に、甑岩には城の石垣を築いた大名の刻印がまだ残ってます。
さて、越木岩神社の一角に水神社という小さな祠もあります。
こちらは、別の水神様、罔象免(みずはのめ)大神が奉られています。
で、お目当てのものは、こちらの祠の下から湧き出ています。
説明によるとラジウム泉だそうで、昔よりありがたい水として飲用されていたそうです。
大正時代、越木岩神社の近くに、苦楽園ラジウム温泉という一大エンターテイメント・リゾート施設があり、周囲の保養地に住む富裕層に持て囃されたそう。
残念ながら昭和13年に湧出がストップし、苦楽園ラジウム温泉は衰退廃業していきました。
このエリアはラジウム泉が湧き出る地質なんでしょうね。