湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️山形県○○市 ボロボロ廃業鉱泉宿に湧いている冷鉱泉

今回のメインイベント、それは湯殿山総本寺 瀧水寺大日坊に行くこと。

 

www.dainichibou.or.jp

 

山門はとてもアルカイック。

古刹というのがピッタリな風格。

 

 

山門を抜けると、両側に紫陽花が植えられた石畳を進んでいきます。

 

 

こちらが本堂。

目的は、この中に奉られております。

 

 

訪れた理由、それは即身仏です。

内部は写真撮影が禁止されていますので、以下の写真は大日坊のホームページよりお借りしました。

 

瀧水寺大日坊ホームページより引用

 

ja.wikipedia.org

 

この方、96歳で自ら命を絶ってミイラとなられた真如海上人です。

1786年、衆生を救うために即身仏となられたそうです。

ミイラになるためには脂肪分を減らす必要があり、まずは木の実だけを食べ続けるそうです。

その後、死亡後に虫などが湧かないように、防腐作用のある漆を飲むと。

そして空気穴だけが開いた土中に埋められるそうです。

生きている間は土中で鈴を鳴らし続けますが、鈴の音が止まったことで、周囲の人々に亡くなったことを伝えたそうです。

死後、魂が和歌山の高野山に修行しに行く100日間が過ぎた後に、土の中からミイラ化した上人を掘り起こして、奉ったそうです。

 

瀧水寺大日坊ホームページより引用

 

真如海上人は6年に一度、ご開帳されるそうでして、目の前でお参りできました。

しかも、ご住職に30分ほど説明していただけます。

ご住職曰く、こちらの上人は生前、目が悪い民の治癒を願って、自ら左の目ん玉をくり抜いたそうです。

その証拠に、上人の即身仏も左目はないんです・・・すごい精神力だ・・・

 

 

上人をお参りしてなんかドッと疲れたけど、とある廃温泉施設に立ち寄ることに。

ここに車を停めて、歩いて進んでいきます。

 

 

舗装道路の先は山道でして、途中に橋が崩落して、アスレチックのようにロープに掴まりながら丸太を渡っていきます。

 

 

山道を歩いて3分ほどで廃温泉施設に到着。

 

 

建物左側は崩壊しています。

 

 

建物の裏手に回りますと、茶色の水が溜まった三段のマスが。

ん?手前に何やら白いものが。

 

 

この白いアワアワ。

 

 

モリアオガエルの卵ですね。

カエルのくせに、水に卵を産まない変なカエルです。

 

ja.wikipedia.org

 

さて、三段のマスの一番上のマスには茶水が流れ込んでいます。

 

 

茶水の出元は、この蔦に覆われたコンクリのマス。

 

 

内部を見ますと、茶水が溜まっており、泡を伴って湧出していました。

 

 

廃業前は、この冷鉱泉を沸かして利用していたそうです。

湯温は10℃ちょいくらい。

薄い鉄味に微炭酸がする冷鉱泉でした。