湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️⭐️北海道◯◯市 懐古の湯

北海道のどっかの寂寞とした林道。

周囲の雰囲気と相反して、ツレが勇ましいポーズをきめております。

今回の旅で一番気合いが入っております。

 

 

なぜなら、ヒグマのいる山中に湧く野湯に向かうから。

その名も「懐古の湯」。

 

事前に調べた結果、予備ルートを含めて3ルートが候補。

 

■第1ルート

 最も最短で行ける、早ければ30分くらいか。出来ればこれで到達したい。

■第2ルート

 途中まで作業用の道なので、藪漕ぎは少ないはず。30-60分くらい?

■第3ルート

 作業用の道をさらに登っていき、車が通れる林道から向かう最も快適なルート。60分前後か?

 

さて、歩き始めて5分ほどで第1ルートと第2ルートの分岐に。

しかしその先の第1ルートは結構な藪になってる。

小雨がぱらつく天気でして、藪漕ぎは勘弁してほしい。

ということで、早々に第1ルートは諦め、第2ルートを選択。

ここから谷間の川まで、急な坂道を降りていきます。

 

 

しばらくして川に到着。

太い配管でできた橋があるのですが、崩壊してるじゃん。

長靴でなんとかギリギリ渡渉(帰り道は、コケて片足ハマりましたけど…w)。

 

 

渡渉後は川沿いに進んで行くのですが、進んで行くにつれてブッシュがガッツリ。

 

 

クマも怖いので、第2ルートも諦めて、第3ルートから進むことに。

第3ルートは谷間から中腹まで登っていきます。

写真では分かりにくいけど最大角度45度くらいある。

おまけにぬかるんでいるので、結構大変ですが、藪漕ぎよりマシ。

 

 

ドンドン登っていきます。

 

 

急な山道から、中腹沿いの軽快な林道に出ました。

 

 

車の轍があるので、最近も車が通ってそう。

軽快に歩を進めていくと、Y字の分岐にあたります。

ちなみに第1ルートと第2ルートもこの辺で合流するのですが、やっぱり藪ってました。

 

 

しばらく歩いていると、ツレから「あれ?到着した?」

見ると、道の脇に金気水が溜まったところが。

 

 

こんなレベルのために、クマがいるところを進んできたのではなーい!

御目当てはまだまだ先。

と言いつつも、お土産用に汲んどきましたけどね。

 

 

まだまだ山奥に進んで行きますよー。

 

 

スタートから75分、ようやく着いた!

 

 

川には木の丸太でできたボロボロの橋が掛かっています。

数年後には朽ちて無くなりそう。

 

 

渡った先にありました「懐古の湯」。

最近も誰か入浴しにきたのか、とってもキレイ。

 

 

こちらは大きい方の湯船。

 

 

こっちは小さい方の湯船。

 

 

小さい方の湯船の脇に配管が立ち上がってて、湯船にお湯が供給されてます。

 

 

小さい湯船の底にある穴から、川に排湯されてる。

 

 

湯船の脇には、先人が用意してくれたお風呂セット一式が。

 

 

ありがたくお借りして、まずは湯船の掃除。

 

 

お風呂セットには、排湯する穴に栓をするものも含まれています。

 

 

これをグリグリと嵌め込んだら、後は待つだけ。

 

 

なんでもここ、個人の別荘みたいなものだったらしい。

その名残が周囲の草木に埋もれています。

 

 

待つこと30分、待ちに待ったオーバーフロー!

オーバーフローした湯は大きい湯船に流れる二段式。

 

 

湯温は37.4℃と不感温帯。

 

 

入湯タイム。

とっても快適だぁ♪

ほのかに硫化水素臭がする良湯。

 

 

湯口の近くは、白濁りするくらい細かい気泡がたくさん。

炭酸がスゴイ。

 

 

あっという間に肌に泡が纏わりついてきて、不感温帯ながら炭酸の効果でじんわりと暖かい。

 

 

十分に満喫して帰路に着きました。

ちなみに帰りも第3ルートでしたが、50分で帰れました。