国土地理院の日本地図を見ていると、時折「おっ、なんだ?こんなところに温泉マークがあるぞ」ていうのがあります。
廃業した一昔前の温泉宿やその源泉の情報が、そのまま残っているのが多いんだと思うのですが、そんな謎の温泉マークが長野県の小谷村にあったので、調査です。
小谷村の幾曲がりの山道を登っていき、温泉マークの場所に到着。
周囲には何もない森の中に、小屋がポツネンとあります。
近づいてみますと、小屋の前に木枠が組まれて、その中にブルーシートが敷かれたプールのようなものが。
プールの傍にあるホースから、絶え間なく流れ込んでいます。
全く匂いのない、無色透明なほぼ水です。
温度は8.4度、これは冷たすぎて入れないぞ。
腕に掛け流してみましたところ、僅かにヌルヌルします。
温泉だとしたらアル単とか重曹泉かな。
ちなみに、すぐ近くには、澄んだ水?が湧き出る四角いマスもありました。
温泉マークの場所は更地になっていますので、元々浴場でもあったのか?
あるいは、近くの宿まで引湯していたのか?
牽強付会かもしれませんが、温泉ということにしておきましょう。