北見市の外れにある若松温泉跡。
明治43年(1910年)開湯、若松養老閣という宿があり、北見市の奥座敷として繁栄したそうです。
現在は建物もなくなり、温泉のみが湧き続けているとのこと。
若松温泉跡を目指して、砂利道を進んでいきますと、ん?ん?ん?タンクローリー?
タンクローリーには、「若松の湯」と記されています。
恐る恐る運転手さんに話しかけたところ、とても気さくな方で色々と教えていただきました。
■ここらへんに、温泉施設があった。
■ここの土地は私有地(知らずに立ち入って、す、すいません・・・)。
■温泉は、地元の組合が管理してて、汲むには費用を支払わないとダメ。
■今は、北見市街にある北見ピアソンホテルだけが契約して、「若松の湯」として温泉を運んでいる(運転手さんもホテルのスタッフさん)。
とのことです。
タンクローリーに湯を溜める方法は、普段は施錠されている小屋の中にあるポンプで汲み上げるそうです。
この小屋の地下に、大きな貯湯槽があるそうです。
運転手さんに、「この温泉、ちょっとだけ汲ませて貰って良いですか?」とお願いしたところ、「この奥に源泉の場所があって、そこから結構漏れてるよー」と。
「マジですか、ちょっくら行ってきます!」
藪漕ぎをして進んでいきますと、ありました。
周囲は硫黄の良い匂いがして、バルブから若松温泉が流れ出ています。
たくさんの白い湯の花も見えます。
触ったところ30℃弱くらいかな。
口に含むと硫化水素臭がモワッと広がります。
北見ピアソンホテルのHPによると、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉とのこと。
北見ピアソンホテルでは、加温、循環、消毒されているそうですが、いつか宿泊して若松の湯に入りにいこ。