今日のランチは、前から目をつけていた奥出雲町にある竹葉。
こちらは、仁多牛を使用した牛丼と牛そばが有名。
すき焼きぽい牛丼で美味しかった。
ランチ後、WEST EXPRESS 銀河に乗るために出雲に帰る際、ふと道路脇の側溝を見ると、すごい茶色。
これは確実に鉱泉だな。
ゆっくりと車を走らせながら、湧出場所を探してますと、みっけ。
この看板の足元。
かなりの湧出量で、側溝の流れは、ほぼこの鉱泉由来。
大きな穴からは水面がメラメラするほど湧き出てます。
テイスティングしてみますと、炭酸ゼロの純粋な鉄泉。
温度は12.7℃。
元々湧き出てたのか、道路工事で湧き出したのか、どういう由来の鉱泉かは分かりませんが、目っけ物でした。
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ここからは、おまけ(WEST EXPRESS 銀河 乗車記)
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WEST EXPRESS 銀河(以下銀河)は、京都・大阪〜出雲市間を往復運行しています。
昔、東京〜大阪間を走っていた寝台急行列車「銀河」にも乗ったことがあり、同じ名前の銀河に乗れるので非常に楽しみ。
今回は出雲市発、大阪着(上りは大阪まで)を利用しました。
15:30に出雲市駅に集合。
受付を済ませば、ホームで銀河の到着を待ちます。
15:50、お待ちかねの銀河が入線。
今回はちょっとリッチに、一番高いプレミアルーム(グリーン個室)です。
6号車の廊下はジグザグになっており、両サイドにプレミアルーム4室が配置されています。
こちらがプレミアルーム。
部屋の形は三角形。
頂点に一人がけのソファ、広い部分に三人ほど座れるソファベッドが配置されています。
運用されて1年経っていないだけあって、とってもキレイ。
部屋の小物も銀河(星)をイメージしたオシャレもの。
哀愁感漂う昭和版ブルートレインにギリギリ馴染みのある者としては、令和版ブルートレインに高揚感を覚えます。
他の車両も紹介しましょう。
銀河の編成はこんな感じ。
6号車にはプレミアルームがあり、運転席の後ろには小さな休憩室があります。
5号車はクシェット(ノビノビ座席)と言って、昔のブルートレインの開放式B寝台二段ベッドと同じ感じ。
4号車は、フリースペース「遊星」。
ここで景色を見ながらご飯を食べたり、歓談することができます。
3号車は一番安い普通指定席がありますが、今回は誰も利用していませんでした。
椅子席で寝るのはツライですよね。
また3号車の一部には、ファミリーキャビンがあります。
じっとしてられない子供を連れたファミリーには人気がありそう。
2号車は、女性専用車両(クシェットと普通指定席)。
1号車はファーストシート(グリーン車指定席)。
ブルートレインの開放式A寝台と同じ感じ。
2席が向かい合っており、夜行列車では1名で2席を利用して、2席を転換させてベッドにして寝ます。
そして、1号車の最後尾にも休憩できる場所があります。
さてプレミアルームで車窓を見ながら、お酒を飲みながら、島根県から鳥取県に向かって東行します。
途中、車窓からは西日に照らされた絶景の宍道湖や中海が見える。
ちょー贅沢だー。
17:00、松江駅に到着、夕ご飯のお弁当が支給されます。
銀河の良いところは、途中駅でイベントやおもてなしがあること。
ここ松江では、駅員さんやスタッフさんがお出迎えしてくれて、写真撮影サービスも。
次の停車駅、根雨駅でもおもてなしがあります。
根雨駅の近くには「金持神社」という有難い名前の神社があるそう。
「金持神社」にあやかって、駅舎で宝くじが購入できます。
宝くじに乞うご期待。
夜の帳が降り始める中、さらに南下していきます。
21:00過ぎ、最後のおもてなし駅の岡山県備中高梁駅に到着。
遅い時間だというのに、JR関係者やお役所の方々?がお出迎え。
備中高梁駅では、改札外すぐにある高梁市図書館に行けまして、高梁市の物産も購入することができます。
また、ここではお夜食もプレゼントしてもらえます。
車中でペロリと食べられるサイズ。
あとこの駅では、東京〜出雲間で運行されている寝台列車「サンライズ出雲」が、銀河の隣の線路に止まりますので、銀河とサンライズ出雲の集合写真が撮影ができます。
多くの乗客が写真撮影するために待ち構えていましたよ。
さて出発時間となりました、備中高梁駅でもお見送りサービス付き。
遅い時間にも関わらず、スタッフの皆さんは笑顔でお見送りしてくれて、ほんと頭が下がる思いです。
あとはひたすら大阪に向かって進んでいくだけですので、寝る準備です。
ベッドメイキングは自分で行います。
うーん、すごく雰囲気良い・・・
室内を消灯して車窓を見れば、車外の色とりどりな明かりが、尾を引きながら後方に流れていきます。
そしていつの間にか、列車のガタンゴトンを子守唄に夢の世界に。
翌朝、目が覚めると兵庫県の明石周辺。
列車から日の出が見えました。
あー、もう大阪だ。
6:10、大阪駅に到着。
嫌々ながら降車。
寝台列車って、昔は各地に向けて運行されていましたが、新幹線、飛行機、格安バスの台頭で、今ではサンライズしか運行していませんでした(豪華寝台列車は除く)。
でも効率的な交通網のおかげで、旅行の行き帰りが単なる移動でしかない今だからこそ、逆に移動を楽しむことができる寝台列車やフェリーの需要が増えてきて、復活されたり新造船され始めてるのかもしれません。
多くの人が銀河を利用して、昔のように寝台列車が各地で運行してくれたらイイなぁと、切に思える旅でした。