またまた、蔵出し小ネタ。
大阪河内国を拠点にした河内源氏の源頼義&義家親子が、平安時代の前九年の役(東北の豪族である安部氏の反乱に対して討伐した戦い)の時に、京都の石清水八幡宮で戦勝祈願をしたそう。
その結果、見事に安部氏を打ち破ることができたので、ここ河内国に石清水八幡宮の御神霊を移したのが、壺井八幡宮の始まりだそうです。
ここの境内には清泉壺井という井戸がありますが、こちらが金気水なんです。
鳥井をくぐったすぐに、その井戸があります。
井戸の周囲には、漏れ出した金気水で茶色に染まってます。
井戸の中はと言いますと、うーん、なんか澱んでいる。
あまり換水率は良くないようで、働き者の鉄バクテリアが油膜作ってるし。
せっかくなので、飲んでみましたが、うすーい金気味。
1801年の壺井八幡宮の絵にも、清泉壺井が描写されています。
石段上る前にある小さな東屋みたいなのがそれ。
当時は、飲水できるちゃんとした清水だったそうですが、その後金気が含まれるようになったとのこと。
今では飲む人もいないようですが(おまえ、飲んでるって?)、大切に保存されているようです。