さて次に向かったのは、同じ長野市内にある蚊里田(かりた)鉱泉。
蚊里田八幡宮の奥山に湧いているとのこと。
変わった名前の由来は、御神体の霊石が九州の蚊田の里から運ばれたことから、蚊里田と呼ばれるらしく、蚊がいっぱいる里田というわけではなさそうで、一安心。
全く車が通らない林道を進んでいくと、写真のような看板が見えてきます。
ここから蚊里田八幡宮のほうに徒歩で降りなければなりません。
意気揚々と出発しようと車から降りると、大量のアブ・ブユ・カが体中にまとわりついてくるー!
蚊里田って、やっぱりそう言う意味なのか!
一旦車に戻り、虫除けスプレーを全身に纏い、長袖+フードで完全防備して、再出発です。
うるさい虫どもを引き連れて、獣道のようなところを進んで行きます。
すると3分ほどで、獣道の外れにU字溝があり、真っ白な水の流れが見えてきます。
U字溝とはまた別の流れも見えます。
源泉はどこかと探すのですが、どうも至る所から滲み出ているようです。
とても入浴できる状態ではないので、塩ビ配管から垂れ流されている鉱泉をとりあえず汲む。
硫黄臭が強く、舐めると苦味も強い、10度くらいの冷鉱泉です。
ネットによると、近くにこの冷鉱泉をたたえた小池があり、マニアが入浴しているのを見たことがあるのですが、アブ・ブユ・カの猛攻撃にそんな余裕はなく、一目散で退散いたしました。
ツレ曰く、今回の旅は蚊里田鉱泉以外は最高だったとのこと、女性には虫は辛かったようです。