多分、日本広しといえども、こんなにエキセントリックな名前の温泉はないでしょう。
鼻毛が大量に浮かんでいる温泉?
ゼッタイ入りたくないし。
でも気になるし、確認してきました。
その鼻毛の池温泉は、道路脇の空き地、下の写真の真ん中にポツンとありました。
ちょうど訪問した日は、目の前の道路で工事中でした。
みなさん、鼻毛の池温泉など眼中にないようで、一生懸命作業にあたられていました。
近づくと、それは黒く糸状の物体でコーティングされたポリバスでした。
鉱泉はパイプから供給されており、ポリバスの中には、硫化水素系の白い湯の花、それ以上に多いのが黒いビロビロしたヌルヌルのモヤモヤが。
なんか、大量の鼻毛に見えてきた・・・これが名前の由来かと納得して帰りました。
後日調べてみると、湯の花が鼻毛ぽいからではないことが分かりました。
昔、近くに鼻蹴峠と言う名の峠があり、前を歩いている馬に鼻を蹴られるくらい急な坂だったそうです。
それがいつしか鼻毛峠となったそうで、鼻毛の池は実際にある近くの池の名前だそうです。