ここは名前の通り井戸でして、入浴できる代物ではございません。
この井戸を奉ったお堂が立っています。
柏崎観光協会のHPによると、「今から約1200年前、弘法大師(空海)が諸国を布教していた折、ある夏の夕暮れに岩之入を訪れ、一軒の貧しい家に一夜の宿を乞いました。
老婆は、「お宿はかまいませんが、一飯を差し上げようにも味噌も塩も切れ申しましたが」と心づくしの食事も「塩気なしの芋粥」しかもてなすことが出来ませんでしたが、旅僧は快くご馳走になりました。翌朝、老婆を誘った旅僧は、持っていた錫杖を力一杯大地に突き刺すと、そこからこんこんと湧き出たのが、この霊塩水です。昔、飢饉で草根木皮しか食べれなかったときも、この霊塩水で生き延びることができたということです。当時、山間の里では塩は貴重なもので、これを感謝してお堂を建立しました。」
こちらも温泉ハンターの弘法大師様が御発見されております。
おそらく地元の方も大切に管理されているのでしょう。
ちゃんと汲むための備品も用意されておりました。
ありがたく飲泉しましたら、こんな山奥なのに塩味が強い透明な鉱泉です。
いつまでも大切に守り続けていただけたらと思います。