客舎(かくしゃ)というのは旅館、旅籠のことで、普通の人には聞き覚えのない言葉ですが、青森には共同浴場を中心に周囲に客舎が並ぶ街があります。
今回、目的の一つが黒石市にある「後藤温泉客舎」
ファサードを見れば、時間が完全に止まっているのがわかります。
通り面のガラス窓の内側には、各部屋に通じる廊下が。
上の写真の右側がすぐ道路、左側の障子は部屋。
つまり障子を開ければ、道路を通っている人に丸見え。
今の時代、こんな構造の旅館、ないですよ。
部屋はこんな感じで、痺れるくらいの鄙び具合。
営業を辞めていく客舎が多いみたいなので、ノスタルジーマニアは早めに宿泊を!
それはさておき、無料温泉は大鰐町の苦木温泉。
坂本衛さんの著書「超秘湯に入ろう!」にも記載されている温泉です。
こんな感じで、著書にあったような湯小屋はなく、ただ配管から垂れ流されています。
あわよくば入湯できないかと思ったのですが、近くにリンゴ農家の方がいたので、この写真1枚撮って、汲み湯しかできませんでした。