和歌山県串本町には、天然記念物の橋杭岩という奇岩が立ちそびえている場所があります。
その近くに、弘法湯(弘法の湯)があります。
坂道を下りますと、すぐ弘法湯が見えて来ます。
浴室は二つあり、貸切で使わせていただけます。
狭い浴室に小さな浴槽、ベストコンビネーションですよね。
好きなだけ単純泉を掛け流しできます。
良き湯をいただいた後は、弘法湯の源泉を見に行きました。
弘法の湯 – 南紀串本観光ガイドによりますと、「昔この辺の村々に難病がはやり、村人たちが病に苦しんでいたところ、人々の夢枕に雲水が立ち、この杖の指すところに湯が湧き出ている。この湯は万病を癒やすとのお告げがありました。
翌朝、村人たちは手分けをして探したところ、姫の方から1番目の大岩の1丈(3メートル)位の高さの側面に両足跡と杖の跡があり、この岩の下の割れ目から湯が湧き出ていました。ある者は湯を飲み、亦、ある者は湯を汲みて浴した所、病はたちどころに治りました。以来この岩を「弘法岩」(クツヌギ岩)と、温泉を「弘法湯」とよんでいます。」
両足跡と杖の跡を探さねば!
まず見えて来たのが、コンクリの塊。
ここからも湯が漏れ出ています。
さらに奥に進むと、おそらくここが源泉?
源泉を囲ったコンクリのそばには湯船?
岩肌からもチョロチョロと湯が垂れ流されていました。
周囲を探しましたが、両足跡と杖の後は見つかりませんでした。