湯の中で屁を放ったようなブログ -とりとめのない無料温泉-

⭐️⭐️石川県津幡市 天神の湯と天来の湯

地元の烏骨鶏農場の方が温泉を掘り当てて、無料で振る舞い湯をされている「天神の湯 足湯&手湯」。

建物の後ろの看板には、烏骨鶏でできたカステラの広告がドーンと。

 

訪問した日は、建物の鍵が掛かっており、残念ながら「天神の湯」はお休み。

天神の湯は、ナトリウムー塩化物強塩泉だそうです。

 

 

「天神の湯」はやっていませんでしたが、建物の前にある配管から出ている「天来の湯」は、無料で汲み湯できます。

 

 

こちらは、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉です。

ほー自噴なんだ。

 

 

飲んでみますと、これがまたスゴイまろやか。

極鹹味に薄く出汁味がする、兎に角まろやかな鉱泉

烏骨鶏カステラに使用してたりして。

 

 

⭐️石川県金沢市 K鉱泉跡かな?

金沢市内に昔あったというK鉱泉

多分この辺だと思うんだけどなぁ。

おっと、流しがある。

 

 

五感で調べた感じ、鉱泉ではなさそう。

 


道を進んでいくと、あれ?

 

 

側溝に金気がある。

 

 

流れの袂を辿ると、この配管から染み出している。

 

 

うーん、これ?

なんかキタナいな。

 

周囲の擁壁からも金気が極少量漏れてる。

 

 

擁壁の逆側の大きな配管からも金気。

 

 

うーん、これかな・・・?

 

 

塩類泉らしいのですが、これを試飲する勇気はなかったですw

⭐️石川県金沢市 墓場の鉱泉

石川県でお仕事。

いつも通り、さっさと仕事完了させて湯めぐり。

 

こちら、金沢市内のとある墓場。

擁壁の奥に枡がありますね。

 

 

この枡の配管からユルユルと流れ出ていますが、お目当てはこれではない。

 

 

こっちの大きな枡の方がお目当て。

 

 

擁壁から飛び出した大きな配管から、枡に掛け流されています。

 

 

バクテリアによる鉄錆色のモケモケが出来上がってますね。

口に含むと、僅かに金気がする鉱泉でした。

 

⭐️⭐️大阪府大阪市 摩天楼の地下に湧く硫黄冷鉱泉

蔵出し小ネタです。

 

大阪市は、関西地方で最多の人口を有する政令指定都市

通称キタ(梅田周辺)やミナミ(心斎橋周辺)をはじめ、至る所に高層ビル群が乱立しています。

 

 

大都市大阪市は意外にも温泉が豊富。

巨大スパ銭から町の銭湯屋さんまで、温泉施設が結構あるんです。

というのも、大阪の地下には「大阪層群」という温泉に適した地層があるからだそうです。

「大阪層群」については、こちらの方が詳しく説明されています(http://www.geo-yokoi.co.jp/Onsen/OhsakaGp/OhsakaGP03.htm

 

しかし無料温泉となると、全く聞いたことがありません。

ここを除いて。

 

摩天楼が立ち並ぶ、とあるエリアの地下通路。

 

 

この通路周辺には、硫化水素臭が充満しています。

普通のサラリーマンやOLさんならば、臭すぎてハンカチで鼻を覆うくらい。

 

この排水溝がある部分が、匂いの源。

 

 

壁面の金属板の足元を見てみると・・・

 

 

ゲロ?

ぱっと見、豆腐つまみにマッコリ飲みすぎて、吐いてしまった汚物です。

しかししかし、近づいてよーく見てみると、どうですか?

 

 

温泉マニアの皆様なら、すぐに分かりますよね。

そう、湯の花です。

壁面の金属板の裏側から、蓄積した湯の花を揺らしながら、澄み切った鉱泉が流出しています。

 

 

少し掬って、鼻に近づけて嗅いでみると、すごい硫化水素臭。

 

ここ以外の側溝や壁面からも湧いているようで、さまざまな析出物が形成されています。

こんな大阪市のど真中に、濃厚硫黄泉が湧いているなんてスゲー。

 

 

でも、ここの硫化水素臭は一般ウケはしないだろうし、いずれ改修工事されて湧出が止まるかもしれませんね。

⭐️神奈川県二宮町 川匂の湯場

神奈川でお仕事。

ちゃちゃっと仕事は終わらせて、空き時間に訪れたのがこちら。

 

 

「川匂の湯場」と呼ばれる場所。

「川匂」はなんと読むでしょう?

正解は、

「かわわ」と読むそうです。

昔は「匂」ではなく「勾」と書いて、「川勾」だったそうです。

「勾る」は「曲がる」という意味だそうで、近くの川が曲がっていたことから「川勾」と名付けられたのが、いつの間にか「川匂」に変化したらしい。

もしや、温泉の匂いが由来???

 

さて「川匂の湯場」の由来はこちら。

 

 

「僅かではあるが現在でも湧出している」そうです。

確かに、前を走る道のアスファルトが少し濡れているので、僅かに湧出しているっぽい。

 

 

今は誰も利用していませんが、代わりにでっかい金魚が気持ちよさそうに泳いでました。

 

 

⭐️⭐️福島県◯◯市 たぶん何かの施設跡

川沿いの原っぱ。

 

 

そこそこキレイな平屋。

鍵が掛かってます。

なんだろこれ?

 

 

平屋の背側の土手上に井筒が見えますね。

怪しい、匂うぞ。

 

 

探すと、やはりありましたよ。

井筒の足元あたりに。

 

 

古いコンクリートで出来た何かの遺構から流れ出てました。

29.2℃のマイルドな硫化水素臭のする温泉です。

なかなか、いいじゃない。

 

 

そして、平屋の奥には木製の小屋が。

こちらはポンプ音がします。

怪しい、匂うぞ。

 

 

探すと、やはりありましたよ。

小屋の裏側に。

 

 

コレね。

 

 

29.8℃の、先ほどの湯よりも硫化水素臭が強い温泉です。

 

 

とりあえず、こっちの湯溜まりをキレイに清掃して、入浴。

かなりニュルニュル感が強い温泉で、熱い日にはもってこいの温泉でした。

 

⭐️福島県棚倉町 居伝金温泉

居伝金はイデガネと呼ぶんだそう。

どういう意味なんだろ?

 

 

居伝金温泉の案内板などはありませんが、橋を渡ればすぐに見えてきました。

 

 

小綺麗に管理されてますね。

 

 

数メートル先に源泉があるようで、塩ビ管で引っ張ってきてます。

 

 

それほど湧出量は多くない16.6℃の鉱泉

口に含むと、ほんのりと硫化水素臭がしますね。

良き良き鉱泉

 

 

 

この日の御宿は湯岐(ゆじまた)温泉の和泉屋旅館。


 

室町時代に開湯した湯岐温泉発祥である鹿の湯を所有されてます。

 

 

鹿の湯は混浴。

奥の四角い囲いが源泉でして、空気に触れることなく手前の大きな浴槽に注がれてます。

これがぬる湯で最高に気持ちがいい。

 

 

もう一つ、ボーリング源泉もあり、それがこちらの八幡の湯。

こっちは若干温かめ。

 

 

湯岐温泉で双璧を成す(と言っても、二軒しかないんですが)山形屋旅館でも入浴。


 

 

こちらは離れに岩風呂というのが御座います。

 

 

ここ、完全足元湧出。

 

 

岩の割れ目から、泡をぷくぷくさせながら湧出してます。

こちらもぬる湯で、最高に気持ちがいいお風呂でした。